我ら失敗団
こちらの企画に参加させていただいております！
タイトルは『＃我ら失敗団』
このタイトルで、あなたの失敗にまつわる実話をお待ちしております！
〆切は、日本時間2022年10月20日(木)まで です！！！
そして、記事を書いたら「書きました！」と下の記事のコメント欄に書いてくださいね！ねっ！
さて。
たくさんの失敗をしてきました。
ひとつひとつ挙げていってはきりのないほどのことを。
取るに足らないこと、たとえば、買い物のレジで支払いの金額を勘違いして恥ずかしい思いをしてしまったとか、烏龍茶だと思って飲もうと思ったらめんつゆであってブフォッとなるとか。
もう少し影響のあることであれば、待ち合わせの場所へ行くのに時間を間違って遅れてしまうとか、電車で寝過ごしてしまうとか。そうそう、寝過ごしてしまうといえば、こういう話がありました。
これは、うちにいる配偶者という人間が１０年以上前に体験した実話です。
仕事の帰り、疲れて疲れて夜の8時、東京駅から新幹線に乗ったのです。降りる駅は新横浜。
当時、勤務場所と時間の都合で新幹線を使用していたのでした。定期代は、新幹線の特急料金が自己負担であっても、通勤電車の予測できない遅延と混雑具合、朝の到着時間など、いくつかの事情を鑑みて、その方がよいと思ったのです。
疲れた夜。
いつものように居眠りをして、いつものように起きて新横浜で降りようと思ったら、列車は速度を上げている。
今日も、新幹線をご利用いただきありがとうございます。
この電車は、のぞみ……、……次の停車駅は、名古屋です。
……Next station is Nagoya.
なんとなく、リアリティのないふわふわとした気分で車内放送を聞いていたのが、どんどん速度を上げる車内で、次のフレーズが心に刺さった。
ネクストステイションイズ ナゴヤ
ネクストステイションは、ナゴヤなんだそうである。この車内放送は正気なのであろうか。わたしは新横浜で降りるはずなのだが。気が動転すると、事実が受け入れられなくなるのは人間の習性なのかもしれぬ。
名古屋到着は、22時30分になろうとする時間。折り返しで今日中に帰ってこられない。いや、そもそもこういう乗り過ごしの場合は、乗越し料金がかかるのであろうか。うっかり乗り過ごしであって「いや〜すいません。しょうがないっすよねェ。」と言えば見逃してもらえるのであろうか。ところで、新横浜から名古屋までの新幹線料金はおいくらですか？
それはそれと、ぐるぐる考えている間にも新幹線はどんどん新横浜から遠ざかるんだなァ。アハハ。景色も飛ぶ飛ぶ、意識も飛ぶ。外は真っ暗だなァ。車内販売のお姉さんもどこかアンニュイだわねぇ。
結局、新横浜〜名古屋の往復料金を払い、名駅近くのビジネスホテルで一泊し、翌日に帰ってきたのでありました。翌日が休日であったからよかったものの、勤務であればどう対処したのでありましょうか。
教訓としましては、乗る列車によっては、ひと駅乗り越すと大変なことになるよ、ということでしょうかね。気ぃつけなはれや！
そして、わたしはこんなことしません、ということだけは、声を大にして申し上げたいと思います（他にもっと大変なことがあるのでは、などのご意見は受付けておりません、知らんけど）。