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人間椅子を語ろう (notef-FM)

ラジオをやります。
文章で。

前書き

本日も賑やかなあの方がやってくるのである。
あの方。
ギク川霊さん。

元気があればなんでもできる。

元気って、分けてほしいときもありまして、
ギク川さんになら「ちょっと分けて」と言えそうな気がします。

ギク川霊さん。

二回言うた。

彼女は
架空のラジオ局”notef-FM”でパーソナリティを務める
妙齢の婦女子なんだそうである。

そんなこと、よくもまあ思いつきますよね。
・・・誰に言うてんのやろか、自分。


文章で、ラジオの真似事。
こういうことをわざわざやる人はあまりいない気がするので
何も考えずやってみたら、
文字数のわりに
ちょっと内容が薄い気もしたのである。

口語表現における、いわゆる冗長語の多さがそうさせるのだね。
このやり方は少し考えた方がよいように思う。

* * * * *


ON AIR

こんばんは〜!
はいっ! 今日もこの時間がやってまいりました、ええ。
今日も? 今日から? 
notef-FM開局に伴いまして!
新しくプログラムもね、始まりました〜、

ギク川霊の ぎっくりしゃっくり昼下がり

元気にですね、進めて参りたいと思います〜。
夜の放送ですけど、番組名は昼下りっていうね、
そういう感じになっております〜。

あのですね〜、なんとですよ、
初回だと思っていた前回! 
なんとなんと、試験放送だった!っていう、
ね〜、世の中はびっくりすることばかりですよ、ええ。
ギク川おどろきでございました、ほんっと、
最初に言ってくれればいいじゃないですか、ねぇ。


ということで今日から! 改めてお送りいたします

ぎっくりしゃっくり昼下がり

でございます〜、
パーソナリティのギク川霊でございますっ!
本日もよろしくおねがいいたします〜
ぱちぱちぱち〜。

・・・もうね、誰も拍手してくれませんのでね、
セルフ拍手でございますが、ええ。
あ、プロデューサーがむこうで拍手してくれてまして、
なになに、盛り上げてるよ、ですって。
も〜ほんとにねぇ。


世の中はもう年末でして、
今年はね〜、
いろんな方面でほんとに大変な一年でしたけれども
皆さん
つつがなく年の瀬を迎えられそうでしょうか。

まさかね〜、
こんな一年になるなんて思ってもみなかったですけれど
でもですね、
世の中そんなにすぐ変えられませんから!
もうね、前に進んで行こうじゃありませんか、ね。
えいえいおーですよ。うん。


えーさて、この番組はわたくしギク川とですね、
noteの書き手であるgeekさんとの二人で進行していく、
えー、なんていうんですかね、
ちょっとまったりめのトーク多めのプログラム?
で進めてまいりたいと思います〜。

AMっぽい雰囲気もありますけどね、
そこも番組の、ですね、・・・個性! ということで
ひとつお聴きいただければな〜と思って、おります!

はい、ということで本日もお越しいただきました
geekさんです〜こんばんは〜。

どうも、こんばんは

今日も、落ち着いた感じでお越しいただいております。

はい ・・・落ち着いて おります

geekさんですね、
出で立ちも落ち着いていらっしゃいまして
やっぱり普段はモノトーンというか、
そういう色合いの服が、多いんでしょうか。

え、服?・・・ですか
そうですね、あんまり気にしていないというか
派手なのははずかしいな、っていう程度です
上着も黒ですけど・・・普通、ですかね

なるほど〜。
ギク川からはですね、
シックな大人の色合いって感じに見えておりますが
自然とね、お似合いなものを選んでらっしゃるような、
あっ、いや、
リスナーの方には見えませんから、お姿が(笑

あ、そういうことでしたか

はい〜、この初々しい感じもですね、
新番組ならではということで、
進めて行きまっしょう!


本題ですか

前回はなんと試験放送ということでですね、
えー、ギク川も初めて知った「人間椅子」というバンドについて
さわりだけ伺った感じでしたが、
今日はもう少し深掘りしましてね、
トークをしていきたいな〜なんて、思っております。

いいですね

はいっ! 「いいね」いただきましたっ!
早速ですね、伺っていきたいんですけれども、
前回は
geekさんと人間椅子との、出会いのきっかけ、について
伺ってきましたが、
学生時代にですね、音楽雑誌の広告をきっかけに、
この、人間椅子ワールドに、入ってしまったと。

そうなんですね

その後は
どんな感じで興味を持ち続けられたんでしょう

人間椅子っていうバンドは
けっこうコンスタントにアルバムを出していてですね、
長くてもアルバムのスパンって2年くらいだと思うんですよ。

で、
二十世紀葬送曲の次のアルバムがですね、
怪人二十面相というコンセプトアルバムでして、
あれ? バンド名もアルバム名も江戸川乱歩じゃないかと。
これは気になるな、と思いまして

これはまた、気になるジャケットがでてきました!

ですよね。全12曲。

一曲目から「怪人二十面相」ですから。
しかも長い。
のけっから6分45秒。
売る気あんのかっていうね。

とはいえ、これもMVになってるんですね。

そうですね。2作つづけて、一曲目のMVですね。
このアルバムは、
「芋虫」っていう
人間椅子のなかでは人気曲も入っていて
これは、江戸川乱歩の世界観そのものですね。

他の曲はいかがですか?

個人的には
「蛭田博士の発明」がいいですね。
怪しいグルーヴで、自然と体が曲に反応します。
歌詞も面白いですね。

え〜、1曲ずつ解説も伺いたいところですがっ!
ここで一曲いっておきましょう。
MVにもなりました「怪人二十面相」。


おお〜。
MVはストーリー仕立てで、最初1分くらいはお芝居っぽいですね。
全体的にレトロな作り方なんですね〜。
MVの世界観とメンバーの違和感がないのがすごいですね。

長髪の鈴木研一さんがいい味だしてます。

この方が最初、歌ってるんですね。

そうですね。花の大帝都を揺るがしていますね。

なんか
「ど〜〜〜こから〜きたのぉか〜」っていうのが
いかにも二十面相って感じで

そうですね。
中間部のスローパートも不気味な感じがよく出ています。

音も前作の二十世紀葬送曲と違ってロックっぽいというか。

あと、たしか本人たちも言ってたと思うんですが
UFOの「Rock Bottom」のテイストがありますよね

くわっ! 怪人の次はUFOですかっ!

あ、うっかりオカルトっぽくなりましたか。
これはですね、
ロックファンの間ではそこそこ有名?な
UFOっていうバンドがありましてですね、
彼らの曲に
Rock Bottomってのがあるんですよ。

な〜るほどぉ。
じゃあ、聴き比べってことでこちらもいっときますか!

あ・・・、これもけっこう長いですね。
6分半くらい。
ロックは長いぞっ!? とギク川は新しい世界を見た気がします。

長いのがロック、じゃないですけどね

はいっ! では、UFOで「RockBottom」をどうぞ。


Rock Bottomのほうが、素直な感じがしますね。
マイケル・シェンカー!って感じです。
後半のギターソロと、やりあうリズム隊もかっこいい!

geekさんちょっと熱くなってますね。
マイケルさん? ですか??

あ、マイケル・シェンカーっていう
これもちょっとマニアックですが
有名なギタリストがいるんですけどね。
人間椅子の枠なんで、置いておきましょう。

怪人二十面相は、
まずイントロのメロディが半音ずつ下がって
不穏な感じを上手く出してますよね。

おおっ。
なんだか楽曲解説のようになってきましたが

いや、そんな大層なものじゃないですよ。
全方位的素人ですから。

全方位的素人!! そんなの初めて聞きましたけど

ええ、まんべんなく素人です。
で、MVでいうと1分46秒からのメインリフですね、
ここで、
ギターの5弦の開放弦を使って疾走感を出してますよね。
いかにもギターっぽいメロディだな、と。
このパートがRock Bottomを彷彿とさせますよね。

あ〜ほんとですね。

オマージュ、なのかもしれませんけどね。
ほんとのところはちょっとわかりません。

ちょっと人間椅子の深いところに踏み込みつつありますが
あっ、そろそろお時間が迫ってまいりました〜。

そうでしたか。意外と短いですね。

そうですね〜、あっという間でした!
さて、
この番組はここからどこへ行くんでしょうか!?

ああ、どうなんでしょうね。

次も、人間椅子トークですか?

それもいいですよね。
なんか意外と人間椅子ネタはいける気がしてきました。
まあ、・・・中の人次第じゃないでしょうか。

中の人!! 
もうね、それを言っちゃうと身も蓋もないっていうか、

まあ、Rock Bottomでも歌ってましたからね
「where do we go from here〜」って(笑

はいっ! 
うまくまとまりましたところで、
今日もgeekさんをお迎えしてお届けしました
ぎっくりしゃっくり昼下がり
次回はどうなるんでしょうか!?
お楽しみに〜。またお会いしましょう〜!

お相手のパーソナリティはギク川霊でした〜!

バイバ〜イ!!





最後までご覧下さいましてありがとうございます。またお越しくださるとうれしく思います。