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ツーリングの残り香
GWに桜を見ようと思ってただ走った。今思うと、まだまだいろんな土地を走れたのにな、と思う。
まだ見たことのない景色。
まだ感じたことのない空気。
まだ走ったことのない道路。
そういうものを求めて、ただ気持ちが前へ前へと急かす。
それはきっと「若さ」だったのだろうと理解するようになった。
今、同じ体力、同じバイクがあれば次はどこへ行くだろう。
思い出す道路は・・・。
九頭竜湖から走りきったあとの油坂峠、
6月下旬の有峰林道、
宮崎県から大分県へ抜けた県道7号、
糸魚川へ抜ける国道148号。
こうして並べてみると、雑誌に載るような風光明媚な道路とはちがう。そのときの気持ちの高ぶりが道の記憶と結びついているように思う。
走り続けることで何がわかったのか。あらかた書いて、そのときに腑に落ちた。
けれども、書いたことを別の切り口で表現し直すこともできると思う。
わたしの視点は、わたしにしかないけれどもその極めてローカルな視点を丁寧に開いていくと人の心に触れる部分が出てくるように思う。
不思議なものだなあ、と思うのであった。
鳳凰で、メリィ・クリスマス。