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技術士建設部門【土質及び基礎】の傾向と対策//過去問の整理と出題傾向/令和6年度の出題予測

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技術士建設部門 選択科目【土質及び基礎】
過去問の出題傾向と令和6年度(2024年度)の出題予測

【当ページ掲載記事の要旨】--------------------■
・過去問(過去10年間)の出題傾向
・令和6年度(2024年度)の出題予測
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🟦過去問(過去10年間)の出題傾向

【平成27年度~令和5年度】

平成25年度から導入された新試験制度では、過去10年間は全く同様の形式で出題されている。Ⅱ-1は主に専門知識を問う問題が4問、Ⅱ-2は応用能力を問う問題が2問、Ⅲは課題解決能力を問う問題が2問出題されており、解答数はそれぞれ、2問、1問、1問である。平成26年度から令和5年度までの10年間の出題内容は下表に示す「過去問題の出題分野」に示すとおりであり、広範囲の分野から出題されている。

Ⅱ-1の出題内容は具体的には、
■平成27年度
・「三軸圧縮試験の概要と留意点」
・「重力式擁壁の安定照査」
・「液状化対策の原理と留意点」
・「山留掘削時のボイリングの発生原理と対策」
■平成28年度
・「圧密現象」
・「水平方向地盤反力係数の定義及び利用方法と推定方法」
・「盛土の締固めの目的と施工管理方法」
・「杭基礎の周面摩擦力」
■平成29年度
・「透水係数」
・「液状化の発生メカニズムと判定方法」
・「盤ぶくれのメカニズムと防止策」
・「土圧の説明と構造物設計への適用」
■平成30年度
・「直接基礎の支持力検討方法と留意点」
・「変形係数の利用目的と調査試験方法」
・「杭基礎の負の周面摩擦力の発生原理と留意点」
・「地すべり発生形態の分類と特徴」
■令和元年度
・「堤防・盛土の透水破壊メカニズム、試験方法の概要・分類」
・「液状化対策(地下水位低下工法、格子状地中壁工法)の対策原理と留意点」
・「地山補強土工・アンカー工の対策原理と留意点」
・「ヒービング、盤ぶくれ、ボイリングの発生原理と地盤改良方法」
といったようなテーマが出題されており、専門的知識を幅広く問う問題に重点が置かれていることがわかる。

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表 Ⅱ-1「専門知識を問う問題」過去問題の出題テーマ・キーワード
 👉当ページ末尾よりダウンロード!
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