技術士建設部門【口頭試験】の傾向と対策//資質能力・コンピテンシーごとの試問の方法・内容・試問例を基にした対策
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【当ページ掲載記事の要旨】--------------------■
■口頭試験における試問事項
・総合技術監理部門を除く技術部門
・総合技術監理部門
■技術士としての実務能力への対策
・「技術士としての実務能力」についての試問方法
・「技術士としての実務能力」についての試問例
(総合技術監理部門を除く技術部門)
・総合技術監理部門「Ⅰ必須科目に対応」についての試問例
(総合技術監理部門)
■技術士としての適格性への対策
・技術者倫理
・継続研さん
■口頭模擬試験リストのフォーマット
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注記)noteのテキストエディタでは表の作成が困難であるため、一部の記事は.doc又は.xlsをダウンロードする形式としている。
当記事は技術士第二次試験の口頭試験対策について解説したものであり、当記事と類似した記事に、「建設部門【口頭試験】問われる資質能力・コンピテンシーの内容とコンピテンシーごとの対策」がある。この2つの記事はいずれも技術士口頭試験対策に関する記事を掲載していることは同じであるが、対策へのアプローチが異なる。
具体的には、「建設部門【口頭試験】問われる資質能力・コンピテンシーの内容とコンピテンシーごとの対策」の記事が、”技術士に求められる資質能力とはどういうものか” といった視点からのアプローチであるのに対して、当記事は、”実際の口頭試験で問われる試問にはどのようなものがあるか” といった視点からのアプローチとなっている。
なお、当記事は、記事の構成上から「総合技術監理部門」の口頭試験対策の内容についても一部(全記事量の1/10程度)触れている。
🟧口頭試験における試問事項
平成19年度の試験制度の改正により、技術士試験創設以来続いていた「技術的体験論文」はなくなっているが、試験委員が技術士としてふさわしい資質能力として、「高等の専門的応用能力」を重視する点は現行の試験制度においても同じである。また、筆記試験における記述式問題の答案を踏まえて試問をするとされている点も同じであり、そういった事項に関しても準備をしておかなければならない。
令和元年度の試験制度の改正以降の口頭試験では、基本的に「技術士としての実務能力」と「技術士としての適格性」を評価・判定する試験となっており、口頭試験の評価・判定項目が明確化されている。「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)を持っているか」という視点で、受験者が自身の業体験を受験申込書に中で記載した「業務内容の詳細」の内容を口頭試験での試問資料・項目としている点が重要なポイントとなっている。
また、近年では口頭試験対策の情報も蓄積・整理されてきている。そのため、口頭試験の合格率は令和3年度と令和4年度の試験では、それまでよりも高くなっている。
【筆記試験合格者の口頭試験合格率】(出典:日本技術士会)
・令和4年度 : 94%
・令和3年度 : 94%
・令和2年度 : 91%
・令和元年度 : 89%
・平成30年度 : 95%
・平成29年度 : 92%
・平成28年度 : 92%
・平成27年度 : 91%
・平成26年度 : 92%
・平成25年度 : 91%
・平成24年度 : 84%
しかし、だからといって手放しに安堵して対策を怠ってしまってはいけない。ここで、手を抜いて口頭試験が不合格となってしまうと、翌年は筆記試験からの出直しになるため、口頭試験の受験者は最後まで気を抜かずに対策を行っておく必要がある。
技術士試験は合格者数が決められている競争試験ではないので、口頭試験とは基本的に自分自身との勝負をする試験である点を認識して、着実に準備を進めていただきたい。
当記事では、過去の口頭試験で受験者に試問された問題を基にして作成した想定試問例をみていきながら、口頭試験に対して万全の準備をすることにより、心に余裕を持って口頭試験を受験していただくことを目的としている。
🟢総合技術監理部門を除く技術部門
総合技術監理部門を除く技術部門に対する口頭試験の試問事項を下表に示すが、口頭試験の試問事項としては、2つの大項目に分けられた①~④の合計4つの試問事項があり、それらすべてについて能力があると判定された場合に合格とされる。
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