限界ADHDサバイバル 1
ポリコレの話をします。
僕は30歳ぐらいの時にADHD(注意欠陥多動性障害)と診断されたんですけど、ショックだったかというと「今まで普通の人ができることができなかったのは自分のせいじゃなかったんだ、よかった!」て感じですっきりしたので、それ自体はもうあんまり自分の中で問題ではなくてですね。
(当時は前回の投稿で書いた最悪な会社にいて、精神状態が最悪だったので、最初は何らかの精神疾患かと思って精神科を受診してしばらく通院してて「あれ?僕ってもしかしてADHDだったりします?」って感じで検査を受けて発覚した)
何がポリコレかというと、普通に会話してて「アスペ」みたいな言葉を使う人っているじゃないですか。大体そういうときの「アスペ」は「空気が読めない人」だったり、「集団となんとなくズレてたりはみ出したりしている人」を指していて、本来の「アスペルガー症候群」ではないことがほとんどだと思っているんですけど。
ADHDに関しても、何か忘れ物をしたりケアレスミスをした程度で「ADHD」みたいに言う人もいて(本物はもっとヤバくてそれどころじゃ済まないです、済んでません)、それは自分は自分が当事者だということもあって、やっぱりうっすらと不快に感じたり、モヤモヤしたりします。そして自分がいい気持ちがしないということは確実に自分以外の誰かも同様に傷付く可能性が大いにあるわけじゃないですか。それこそ差別的でポリティカルインコレクトネス以外の何物でもないと思うのです。
とはいえ、自分も差別用語に当たる言葉を面白がって言ってしまうことがあってその人たちを非難する資格はないですし、それでも自分の使う言葉には敏感で常に言語感覚も価値観も想像力もアップデートできる人でありたいと願ったのでした。
僕自身の限界ADHDサバイバル術はまた別途シェアしたいと思います。