
修斗旅 プロ修斗新潟大会 越後風神祭り10編
久々に修斗旅の遠征記を書くで。
今回は、プロ修斗新潟大会へ。自分は去年の大会は行けなかったので、2年ぶりの新潟大会観戦だ。
2年前は、新型コロナウイルスの感染防止のために自粛モードが激しく、新潟の街が静まりかえっていた。出歩く人も少なく、お店は休業か短縮営業。おかげで、まともに美味いものも食べられず、ほぼ行って帰ってくるだけになってしまった。
というわけで、今回は、もう少し新潟を楽しみたいと考えていた。
出発
今回は前日入りだが、特に予定もないので、のんびりと東京駅へ向かう。
しかし、着いてビックリ、上越新幹線が激混み。乗車券が買えねぇ。
ちょうど春休みで、学生、お子さん連れ家族客も多く、海外からの観光客の増加などが相まって、窓口は途方もない大行列。自販機にもそれなりに混み合い、既に直近の便は、指定席、グリーン席、グランクラス全て売り切れ。
仕方なく、次の時間の便を選ぶが、それも指定席は売り切れていた。せっかくの旅行だし、まぁ、いいかとグリーン席を買って、はい、予算オーバー。
なかなか痛い出足となったが、とりあえず、レッツラゴー。

途中、越後湯沢の前後では、車窓から雪が見える。まだまだ日本海側の方は春の途中なのだな、と感じる。

新潟へ
久々の新潟駅。当時も工事は始まっていたが、駅前が更地になっていたのには驚いた。まさに大再開発の真っ最中。


新潟市は、日本海側最大の都市だから、各県からの来訪に当たって玄関口に相応しい駅になるのだろう。
ちなみに、新幹線に乗っている間、前日計量が行われていて、その模様は配信されていた。
余談だが、計量時に各選手にポーズを促す指示が出ていたようで、キャプチャも取りやすかった。
計量台に乗る選手は、見る人の視線を独り占めできる瞬間なので、個人的にはできるだけアピールした方が良いと思っている。
駅に着き、ホテルに向かう途中、計量が終わった選手と何人かすれ違った。今回は、計量会場が近くだったようだ。頑張ってください!と声には出さなかったが、心の中で声を掛けてホテルへ。
長岡小嶋屋 へぎそばとタレかつ丼
朝から何も食べてなかったので、朝昼早い夕食兼用で食事を取ることに。
今回は、「へぎそば」「タレかつ丼」「イタリアン」「寿司」を食べると決めてきたので、さっそく、へぎそばに着手。
お店は色々調べたが、一番近いお店へ。
近いにも程があるだろうと言われそうだが、新潟駅ビルに入っている「長岡小嶋屋 CoCoLo新潟南館店」へ。
へぎそばだけ食べようと思っていたが、タレかつ丼とのセットがあったので、そちらを注文。

「へぎそば」とは、つなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使った蕎麦をヘギといわれる器に盛り付けた切り蕎麦のこと。新潟県の織物文化とそばの食文化が融合して生まれた魚沼地方発祥といわれる郷土料理である。
つるっとしたのどごしと、普通の日本蕎麦に比べて歯ごたえがあるコシの強さが特徴だ。そばは、一口分ずつ手振りされていて、見た目も綺麗。東京でも食べたことはあるけど、地元で食べておいしさ実感。
一方のたれカツ丼は今回初めて。
新潟観光に来たならまず味わってほしいのが、新潟市民に古くから愛されているご当地グルメ「タレかつ丼」。新潟市のかつ丼は一般的な卵とじのかつ丼とは異なり、揚げたてのカツを甘辛い醤油ダレにくぐらせ、ご飯の上にのせたシンプルなタレかつ丼のことを指します。
セットメニューだが、普通に一人前出てきますと言われて、量を心配したのだが、軽く食べられた。
天丼のカツ版と言えば良いのだろうか(小学生並み語彙)。
小ぶりなカツは、柔らかめで簡単にかみ切れる。甘辛いたれとご飯がよく合って、こちらも非常に美味しい。
前回の新潟訪問時は、飲食店が全然なくて、松屋で牛めしをテイクアウトせざるを得なかった事を考えると、今回は、地元グルメを堪能できて、既に満足感がある。ごちそうさまでした。
新潟日報メディアシップ
ご飯を食べ終えた頃には、既に夕方。どうしようかなと思ったが、腹ごなしも兼ねて、軽く観光に出かけた。
とりあえず向かったのは、新潟日報メディアシップ。

市内のランドマーク的な存在だ。美しい造形で非常に目立つビルである。
ここの20階に展望フロアがある。この日の日の入りは18時だったので、ちょうど夕陽が見られるかなと思って、時間を合わせて向かう。
何と、ここの展望フロアは、8時~23時まで開放されていて、しかも無料。
エレベーターはガラス張りになっており、登っていくと外の町並みも見えてしまうお得仕様。
新潟市内が全方位見渡せる回廊型のフロアは、当然ながら見晴らし抜群。
そして、夕陽の沈む方角に向かうと、おお…お?ギリギリ見えねぇ…。

タイミングはばっちりだったが、若干、雲が厚くて、太陽が沈むにつれ隠れてしまった。
ただ、方角的には佐渡島を望む方向で、天気さえ良ければかなり良い光景になっただろう。
完全に日が落ちると、夜景も綺麗だった。

無料で見張らしも最高。駅からも歩いてこられる距離だし、非常におすすめ。
バスセンターのカレー
新潟の地元グルメというと、「バスセンターのカレー」も有名だ。
「バスセンター」というバスターミナルにある立ち食い蕎麦屋さんのカレーなのだが、こちらは前回訪問できた。
今回も、小さい皿を食べていくか!と思って、メディアシップから歩いて数分の所にあるバスセンターに立ち寄った。
が、「すみません、閉店なんです~」と、目の前で食券機を締められてしまった!無念。あと5分早く着いていれば…。

といっても、食べられたかどうかは微妙。既に腹いっぱいだったので、閉店で救われたという説もある。
まぁ、何にせよ、また食べる機会はあるでしょう!
ちなみに、昔ながらの黄色いカレーは、意外と辛い。

古町の方へ
とりあえず、初日にやろうと思っていたことはできたので、あとはぶらぶらと歩く。
萬代橋を歩いて信濃川を越えて、古町の方へ。こちらは、銀行や証券会社が並ぶビジネス街のようだ。
見覚えのある商店街もあった。
そうだ、前回、当てもなくぶらぶらと海水浴場の方まで歩いて行ったあと、帰り道に迷って、この辺にたどり着いたわ…。こんな所に来ていたのか、2年前の自分は。

歩き回って、ふと気づくと7時半になっていて、「今回の修斗旅では疲れすぎないようにする」という誓いを忘れそうになっていた。
でも、ここから歩いて帰ると40分くらいかかるから面倒くさいなぁ、タクシー乗るかーと思っていたら、タイミングよくバスが来たので、よくわからんが乗ってみた。新潟駅に着けさえすれば良い。

知らない土地での移動で厄介なのは、何と言ってもバス。
系統がたくさんあって、同じバス停に違う路線のバスが来ると、どれに乗って良いのかわからない。また、目的地以外の地名を知らないから、今、どこを走っているのかさっぱりわからないのだ。
乗るバスを間違えた!と気づいたときには、もう取り返しがつかなくなっていることがある。
そして、運賃の前払い、後払い、交通系ICカードが使える、使えないといった支払いに関するあれこれも頭を悩ませる。料金も、距離が伸びるにつれて上がっていくが、最終的にいくらになるのか、着いてみないとわからなかったり。
幸い、今回は、目的地は新潟駅で距離も短く、前のお客さんがいたので、乗車の際のお作法は真似して乗ることができた。
行きは、何やかんやで2万歩くらい歩いたのだが、帰りのバスでは10分くらいで楽々戻って来れた。文明の利器、最高。
投宿

普通のビジネスホテルだが、駅も近くて便利。部屋もベッドも水回りも特段不満なし。
二日目の朝

朝からあいにくの雨模様。肌寒いが、予報通り。
会場は、万代島多目的広場・屋内広場(大かま)。傘を差しながら歩いて行くことに。
途中、新潟のキックボクシングを引っ張ってきた喜多村選手のジムを見つける。一等地にあるビルで、綺麗なジムでビビった。

今年8月5日に、NKB新潟興行があるので、夏の新潟はキックボクシングでおおいに盛り上がることでしょう。
8月5日(土)NKB 拳心館主催興行 会場:万代島多目的広場大かま
みかづき イタリアン
とりあえず腹ごしらえのために、バスセンターの方へ向かう。
相変わらず、カレー目当てのお客で、万代そばは行列ができるほど賑わっているが、朝ご飯は、別のお店へ。

ここでは、「イタリアン」という地元フードをいただく。
この「イタリアン」、ひとことで言うと「ソース焼きそばのミートソースがけ」あるいは「スパゲティ風焼きそば」ということになるのでしょうか。麺はパスタとは違い、太い中華麺を用い、それをソース焼きそばのように炒め、ミートソースをかけた一品です。
開店と同時くらいに入ったが、既にお客さんがいる。
初めてなので勝手がわからなかったが、「イタリアン」の大盛りを注文。

なるほど、確かにこれは焼きそばにミートソースがかかっているものだ(小学生並みの語彙、再び)。
かなり太い中華麺。ミートソースは、家庭の味という感じのトマトソース。これは、日常に馴染む美味しさだ。学生さんならおやつに丁度よさそう。美味しかった。
お腹も満たされて、いざ会場へ。
Befcoばかうけ展望室
と思ったんだけど、いざ到着すると、まだ開場まで時間が早かった。
ということで、会場目の前にある朱鷺メッセの展望フロアへ行くことに(写真の高いビル)。

こちらは、地上125mと日本海随一の高さを誇る31階展望室。
あいにくの天気だったので、遠くの方は霞んでしまい、本来の見晴らしの良さは半減してしまったが、凄いことにここも無料。十分な光景に、贅沢を言うモノでもないね。


まだ時間があったので、展望フロアにあるカフェで一休み。
同ビルの5階の美術館で開催している原田治展「かわいい」の発見とのコラボカフェだった。

そんなこんなで時間を潰して、いざ、プロ修斗新潟大会へ。
プロ修斗新潟大会 越後風神祭り10
試合は地元選手の活躍もあり、盛り上がった。
メインの具選手はデビュー戦にしてメインを任されたわけだが、衝撃のKO勝利。新潟期待の星、岡田選手も万全の試合を見せた。
最後に、長年、新潟の修斗を引っ張ってきた小林選手の引退セレモニーも。
大会詳細は、バウレビなど参照ください!
※ページ下部に試合速報ツイートを掲載。




ツイキャスプレミアム配信
そして、次回の越後風神祭り11は、9月3日開催!
無事に終わりました。プロ修斗公式戦『越後風神祭り10』: 越後風乃陣 https://t.co/exNXslkdOz
— ピロクテテス新潟 (@hizaten) March 29, 2023
次回は9/3(日)万代多目的広場 大かま、2024年4月新潟ロッツを予定しています。
とんかつ政ちゃん 新潟駅前店
7時半ころでしたかね、大会がすべて終わって、新潟駅の方まで歩いて戻り、夕食へ。
昼に、えのきどいちろうさんが立ち寄っていたのを見かけたが、まさにそのお店、とんかつ政ちゃん 新潟駅前店へ。
そこで、タレかつ丼、再び。

ちょっと調子に乗って「特製かつ丼」を頼んだのだけど、大変なことになった。

信じられないことに、4枚のカツの下にあるご飯に、さらにカツが埋め込まれていた。マジで、食べても食べても減らない。
自分はそこそこ太っているが、大食漢というわけではなく、一回の食事で食べられるご飯の量は意外と少ない(その代わり、すぐお腹が空く)。本当に苦しい思いをしながら食べきった。普通サイズにしておけば、美味しい!だけですんだのに…。
でも、量の選択を間違えただけで、味は美味しいし、メニューはバラエティ豊富なので、また来たい。
佐渡廻転寿司 弁慶 万代シテイ店
文字数が増えすぎたので色々端折るが、3日目の朝。
ホテルは朝食付きなのだが、そちらはパスして、お目当てのお店へ。ついに今回の修斗旅、最後のキーワード「寿司」を目指す。
再び、歩いてバスセンターの方へ向かい、万代シテイにある回転寿司、「佐渡廻転寿司 弁慶 万代シテイ店」へ。
ここは混むと聞いていたので、開店と同時くらいに駆け込むつもりで行った。

既にお客さんが何人かいて、11時にはあっという間に満席になった。早めに行って良かった。
お寿司は佐渡産の皿を中心に頼んだが、確かにどれも美味しい。
のどぐろなんか、東京ではなかなか食べられないのでありがてぇ。

地元の家族連れのお客さん非常に楽しそうに食べていたのだが、地元民の間で、この「弁慶」という回転寿司のステータスが高いことが伺えた。
こちらのお店は席の予約ができないので、満席だと待つしかない。夜に食べに来ると大変なことになりそうだが、開店時を選んで良かった。
おわりに
5千文字超と予想外に長くなったので、このエントリーも唐突に切り上げるが、今回の修斗旅は、観光、食事とバランス良く楽しめて良かった。
展望台は、メディアシップも朱鷺メッセも無料。こんなの行かない理由がない。
食事は、地元グルメのへぎそば、タレかつ丼、イタリアン、そして回転寿司で地元産の魚も堪能できて、本当に満足。
一人で回る修斗旅としては、なかなかの出来映えでは。
プロ修斗新潟大会は、今年は年2回開催で、夏にもあるので、行かれる方は、上記の観光やお店も参考にしながら、是非楽しんで欲しいと思う。
試合ツイート
3/26 プロ修斗新潟大会越後風神祭り10
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プロ修斗新潟大会越後風神祭り10
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メインイベント 2023年度新人王決定トーナメント ライト級一回戦 5分2R
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セミファイナル フェザー級 5分2R
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第6試合 フェザー級 5分2R
小川将貴(ピロクテテス新潟)
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第5試合 フェザー級 5分2R
小林孝秀(ファイティングラボ新潟)
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第4試合 フェザー級 5分2R
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第3試合 フライ級 5分2R
社長 THE HIGHBALL(T・GRIP TOKYO)
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第2試合 2023年度新人王決定トーナメント フェザー級一回戦 5分2R
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第1試合 アマ修斗トライアウト フライ級 3分2R
友常隼吾(BATTLE)
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長らく新潟の修斗を担ってきた小林孝秀選手(ファイティングラボ新潟)引退セレモニー。本日のムテカツ戦を最後に引退を表明。10カウントゴング。お疲れさまでした。
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予定より早めの新幹線で帰京、今回も、#家に帰るまでが修斗 無事完了!お疲れ様でした٩( 'ω' )و
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