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パリの夜を彩るムーラン・ルージュ|1度は観てほしいフレンチカンカン

こんにちは。Gigiです。
ムーラン・ルージュ(Moulin Rouge)をご存じでしょうか。
1889年にパリで創業され、130年以上の歴史を持つ有名なキャバレーで、華やかなショーと"フレンチカンカン"で知られています。
ショーは撮影禁止なのですが、とっても素敵だったのでご紹介したいと思います。
では行きましょう。


ムーラン・ルージュとは?

ムーラン・ルージュは、1889年にパリのモンマルトル地区にオープンしたキャバレーです。名前の「Moulin Rouge」は「赤い風車」を意味しています。
19世紀当時、モンマルトルは丘の上にあり、かつてはパリの農業地域だったため、粉ひき用の風車がいくつも存在していました。風車はモンマルトルのシンボルの一つであり、他のキャバレーと差別化するために、入り口に大きな「赤い風車」が設置されました。

モンマルトルについてはこちら↓

1920年代〜1930年代戦争の影響で一時的に衰退するも、戦後再び復活!1950年代以降、映画スターやセレブが訪れる場所となり、国際的な観光名所になりました。映画やブロードウェイミュージカルの題材にもなり、人気があります。
現在でもムーラン・ルージュの建物の上には赤い風車があり、観光客や地元の人々にとって、パリの夜のエンタテインメントの象徴となっています。

象徴的な赤い風車が建物の屋根に飾られています
館内にはフレンチカンカンのポスターが飾られている
時代を感じるシャンデリア
内部は、ベル・エポック(19世紀末の華やかな時代)の雰囲気を残した装飾で、豪華なデザインが特徴
シャンパンをいただきながら鑑賞することができる

ショー全体には、男女含めて80人以上のパフォーマーが参加していて、ダンサー、歌手、アクロバットなどの演出が混ざっていてます。ハラハラドキドキする場面もあり、数十人のダンサーが一斉に華やかなフレンチ・カンカンを披露する場面もあり、ムーラン・ルージュのような大きなステージは、やはり圧巻です!

余談ですが母曰く、大昔は公演前の時間は観客がステージの上で自由にダンスをすることができたそうです。一緒にいた叔母が外国の方からダンスの誘いを受けた(ナンパされた!)と乙女モードで話していました(笑)

フレンチカンカンとは?

私は初めてカンカンを聞いた時、ダンスのステップを踏む時のヒールの音の意味かな?と思っていました(笑)
「カンカン(cancan)」という言葉は、フランス語のスラングで「騒ぎ」や「スキャンダル」を意味します。当時のヨーロッパでは、女性がスカートを持ち上げる行為は非常に大胆で挑発的とされていました。

1889年、ムーラン・ルージュが開業した際、メインのパフォーマンスとしてスカートを豪快に持ち上げる動き、足を高く蹴り上げる(ハイキック)などのダンスが取り入れられました。当時としては刺激的で破天荒な踊りだったため、「カンカン」と呼ばれるようになりました。19世紀後半にイギリスに紹介された時に「French Cancan」と呼ばれるようになりました。
それが世界的に有名になり、今でもムーラン・ルージュの象徴となっています。

行く時にはご注意を

ムーラン・ルージュは、大人向けのショーですが、フルヌードではなく、芸術的なパフォーマンスが中心です。しかし、入場できる最低年齢は6歳以上となっていますが、18歳未満の観客は保護者同伴が必要となります。
1日2回公演(21:00 / 23:00)がおこなわれていて、ドレスコードがあります。
ショートパンツ、スポーツウェア、ビーチサンダルはNGとなっています。フォーマル過ぎる必要はありませんが、ナイトショーを鑑賞するきれいめな服装をお勧めします。

ムーラン・ルージュは単なる歴史的な場所ではなく、今も生きたエンターテインメントの中心地となっています。世界中から観光客が訪れる、予約必須の人気公演なので是非訪れてみてください。

ムーラン・ルージュ(Moulin Rouge)
住所:
82 Bd de Clichy, 75018 Paris

Merci! Bonne journée! À bientôt!


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