見出し画像

プティ・パレ美術館|ホリデーシーズンは大行列【無料】美術館

こんにちは。Gigiです。
パリ市立プティ・パレ美術館(Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris)をご存知でしょうか。シャンゼリゼ通りとセーヌ川の間にある【無料】の美術館です。シャンゼリゼ通りといえば世界一有名な通りとして知られているパリの中心地です。そんな場所に無料で入れる美術館があり、常設展は一見の価値あり!なのです。そのため、プティ・パレ美術館は年間約80万~100万人が訪れています。
フランスでは、「文化はすべての人に開かれるべき」という理念が根強く、芸術と文化は市民の基本的な権利と考えられています。そのため、常設展を無料で公開している公共美術館が多くあります。素晴らしい考え方だなと思います。パリが芸術の街であり続ける理由がよく分かります。
では、行きましょう。


プティ・パレってどんなとこ?

プティ・パレ美術館(Petit Palais)は、1900年のパリ万国博覧会のために建設されました。ベル・エポック様式の建物は、その壮大で優雅な外観からプティ・パレ自体がアートとも言える美しい建築で、訪問者を圧倒します。そして、多彩なコレクションで知られ、パリを訪れるアート愛好家には必見のスポットです。

壮大で優雅なファサード、階段を登ると入り口がある

プティ・パレ(Petit Palais)とはフランス語で"小さな宮殿"を意味します。隣接する"グラン・パレ"と対になる名前として、"プティ・パレ"が採用されました。「じゃあ、小さいんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。(私は行くまでそう思っていました)全くプチではありませんでした。(笑)美術館のハイライトや建築、常設展で有名な作品や特に気になるエリアをピックアップするだけで約1~2時間はかかるのではないかと思います。各展示の解説や背景を読み込んだり、アート作品を細かく堪能される方でしたら約3~4時間予定される方が良いかと思います。

プティ・パレ美術館へ

プティ・パレの常設コレクションは、古代から20世紀初頭までの幅広い作品を展示しています。入り口をくぐると宮殿のような壮麗な階段と、明るく装飾的なドーム天井が目に飛び込んできます。

入り口の彫刻と美しい天井画

そして、ギリシャ、ローマ、ビザンティンの彫刻や陶器が出迎えてくれます。この日は現代アートとのコラボ展示をしていました。

Seth(セット)の天井まで続く大きな作品、
ギュスターヴ・クールベ 「眠り」1866年
中世およびルネサンス時代の宗教画や装飾芸術なども展示されている

私のイチオシは、19世紀美術です。印象派やポスト印象派の絵画も常設展で見ることができます。セザンヌ、ドラクロワ、モネの作品があり、モネの作品の前には椅子が設置してあり、ゆっくり鑑賞することができます。

ウジェーヌ・ドラクロワ 「ジャウールとパシャの戦い」1835年
クロード・モネの「ラヴァクールの日没」これだけでも来る価値がある
インスタ映えスポットして有名な大階段

階段を降りるとさらに展示が広がります。どこから見ればいいか迷うくらい広いですが、全て繋がっているので、どこからでも回れることができます。

jan van beersの「フランドル伯爵の葬儀」(LES FUNERAILLES DE CHARLES LE BON COMTE DE FLANDRE CELEBREES A BRUGES LE 22 AVRIL 1127)

大きな絵画も多数あり圧倒されます。また、細部まで装飾が施された陶器や、家具、ジュエリーなどの展示もあります。

陶器やジュエリーなど多くの展示が並ぶ
これだけ多くの作品があり無料で入ることができる美術館はなかなか無いと思う

いかがでしたでしょうか。
クリスマス休暇でパリが賑わっていた時は大行列でした。近くを通られる際は立ち寄ってみてください

パリ市立プティ・パレ美術館(Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris)住所:Av. Winston Churchill, 75008 Paris

Merci! Bonne journée! À bientôt!

よろしければこちらもどうぞ。イチオシ美術館です↓


いいなと思ったら応援しよう!