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いつの間にか募っていた気持ち

先日、柳ヶ瀬商店街の人材募集に関するニュースを見て、複雑な気持ちになった。新しい理事長のインタビュー記事には、商店街の活性化に向けた意気込みが感じられ、心から応援したいと思った。しかし、同時に、ネット上で見かけるネガティブなコメントの数々にも残念な気持ちにもなった。

柳ヶ瀬は、自分にとって単なる商店街ではなく、お店を始めてから、またその少し前から慣れ親しんだ場所だ。普段から歩き回り、祭りの日には友人たちと賑やかに過ごした。そんな思い出が詰まった場所だからこそ、その未来を案じずにはいられない。

ニュースのコメント欄には、「古い街並みを変えないと」「若者が来ない」など、厳しい意見が多く見られた。確かに、柳ケ瀬には課題もたくさんある。老朽化した建物、減少する人口、そして時代の変化に対応できない部分も否めない。しかし、それらの課題を克服し、新たな魅力を生み出すことで、柳ヶ瀬は必ず再生すると信じている。

私がこの街でお店を始めてから、多くの地元の人々と出会った。彼らは皆、この街を愛し、それぞれが未来を考えている。そんな人々と一緒に、柳ケ瀬を盛り上げていきたいという思いは自分なりにしっかりと持っている。

では、具体的にどうするのか。先ずはSNSを活用して、柳ケ瀬の魅力を発信していくことかなと。老舗の美味しいお店、歴史ある建物、そして地域の人々の温度感。これらの魅力を多くの人に伝え、柳ケ瀬を訪れるきっかけを作ることができればと思う。

また、地域イベントへの参加も積極的に行っていきたい。例えば、商店街のイベントや、地元の企画などに協力し、地域の人々との交流を深める。そして、イベントを通して、柳ケ瀬の賑わいを創出し、活気ある街へと変えていきたい。

さらに、他の商店街との連携も視野に入れている。それぞれの商店街が持つ強みを活かし、共同でイベントを開催したり、情報交換を行うことで、より大きな効果を生み出すことができるはずだ。

もちろん、これらの活動は一朝一夕にできるものではない。地道な努力と継続的な取り組みが大切だ。しかし、自分はこの街を考えている多くの人々と共に歩み、柳ヶ瀬の未来を見ていけたらとも思っている。

柳ケ瀬は、単に商品を売る場所ではなく、人々が集い、交流し、そして思い出を作る場所である。そんな「まち」としての魅力を再発見し、未来へとつなげていく1人として過ごすことが、自分の立ち位置かなと考えている。

困難にぶつかることもあるかもしれないが、一歩ずつ前へ。
自分達のやれることをひとつずつ。

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樋口 尚敬/岐阜・喫茶星時
主に自分に向けた内容メインとなりますが、見てくださった方に何かしら響くものであればそれもまた良かったと思います。サポートして頂いた分は考えを深めるものに利用していきます。