あなたの飲食店開業はどこから?

今日はいつも読んでいるこちらのnoteから今回は書いてみようと。

飲食業のデメリットはほんといくらでも説明できます。個人的に面白いのはデメリットは実利的(物質・身体的)なものが多く、メリットは精神的(心理的)なものが多いということ。そりゃ薄利多売が基本となるのでそれを越えてやる人の心理には精神的なメリットのウェイトも大きくなるよ。

リンク元の人も言っているのですが潰れるのが当たり前なんですよね、この業界。1年で3割、5年で7割ぐらいでしたっけ。そう思うととても強いスキルか支援が太い(資金面)ないと基本的に強気になりにくいのではと思います。理性的であればあるほど。

自分の場合も開業時には沢山ネットで調べました「閉店の利用」を。

今はnoteやYouTubeなどで探すとそこそこ出てきたりしますが、当時はそういう探す能力も弱かったか「何故閉店してしまったのか」というテーマで書かれた情報が全然見つからなかったです。こんな思いがあって開業しましたは山の様に出てくるんですが。。。

何が必要でこういう意識が大切もあるのですが、引き際であったりどこまで来たら「辞める」という選択を取る必要があるのか。これが始めるに当たってずっと頭にありました。飲食店で働いている時も「夜逃げ」の話も聞きましたし、お店を辞める=莫大な借金が残る。というイメージが頭の中で膨らんでいたんですよね。
なのでこの借金という存在を出来る限り低くしたい。そしたら閉業したとしてもまた何かしらのサラリーマンとして普通に生活していけると思ったんですよね。

そう思った時に先ず考えたのは薄利多売の世界は当然として認めつつ、自分は月給いくら欲しいのかという算定からでした。そしてこれぐらい欲しいからを出したら固定費用、変動する費用はこのぐらいで月に店運営にこれぐらいかかるから、合わせての月売上がこのぐらい必要になる。
なら一日の売上がこれぐらいで単価がいくらなら来店人数はこのぐらいにしないといけない。営業時間は何時間だから1時間あたりこの人数は来てくれないとまずいよね。などなど逆算して数字を出していきます。

そうして数字を変えていきながらこれならいいかと決めてやっていきました。その結果として開業としては融資ゼロ、自己資金250万ほどでスタート(開業時に用意したものはまだ働いている最中に少しずつ買い足してきたものがあります)
なので今も借金というのはないので幾分か楽な気分で営業してます。マイナスからスタートだとやっぱり日々のストレスというのもあるし。。。

今思うとちょっとでも融資を受けていれば。。。と思うこともありますがそれは「今も営業出来ているという結果」から考えているだけなんですよね。自分の性格的に当時踏み込めていたとはやはり考えづらい。

長々と書いていたけど自分が踏ん切りを付けれたのは「スタート時の借金の少なさが理解できた時」と言えるかもしれない。

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樋口 尚敬/岐阜・喫茶星時
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