自治会を退会しようか迷っている方へ「迷っているなら、退会した方が得。」

 岐阜市の自治会数と自治会加入率は減少傾向にあり、2024年の岐阜市の自治会数は2,427団体、自治会加入率は53.7%、5年間で100団体減少、自治会加入率は6.4ポイントの減少である。
 自治会加入率は間もなく、50%を下回り、かつてのMT車やガラケーの普及率と同様に、低下の一途を辿るだろう。
 つまり、今後は「自治会に加入していない人」が主流派となる。

 自治会を退会しようか迷っている方は、加入を継続することにデメリットを感じており、本当は自治会を退会したいが、日本人特有の「同調圧力」や、退会後に陰湿な「いじめ」をされることを恐れて、仕方なく加入を続けてきた方が多いのではないだろうか。

 自治会を退会すると、自治会費を払わなくて済むようになり、自身の可処分時間も増え、同調圧力からも開放される等、退会した方がメリットが断然多く、退会後に陰湿な「いじめ」が行われることはほとんど無いので、自治会退会を希望する岐阜市民は、安心して退会するのが良い。

 加入したくない人を無理矢理加入させたり、脱退したい人を脱退させないのは「全体主義」であり、加入したい人だけが加入し、脱退したい人は脱退するのが「自由主義」である。

 したがって、自治会を退会しようか迷っている方に対しては、「迷っているなら、退会した方が得。」という言葉をお贈りする。

 丁度、新年になる時期である。
 退会の方法は、退会届を自治会役員に提出するだけである。
 2025年は、ご自身を自治会から開放し、自由を謳歌しては如何だろうか?


【 退会届の雛形 】

・ 退会届の書き方とテンプレート
https://exia.co.jp/bizroute/withdraw_template.html

・ 退会届テンプレート
https://template-depo.com/withdraw/


2015年版 厚生労働白書 - 人口減少社会を考える - 「図表1-3-115 年齢階級別の町内会・自治会への参加頻度


岐阜市の自治会数、自治会加入率の推移

[西暦]	[自治会数]	[自治会加入率]
2019年	2,527 団体	60.1 %
2020年	2,503 団体	58.8 %
2021年	2,492 団体	57.6 %
2022年	2,453 団体	56.9 %
2023年	2,443 団体	55.4 %
2024年	2,427 団体	53.7 %


< 参考資料 >

・ 『自治会非加入でゴミ捨て場「出禁」は違法か 最高裁に舞台が移った住民トラブル』(産経新聞 / 2022年11月19日)
https://www.sankei.com/article/20221119-FKMA3YCDORJYPFDEICSBIREQGI/

・ 「自治会脱退者にゴミ捨て場の利用禁止は?」(月刊東海財界 片岡信恒 弁護士の法律相談事務所 / 2023年3月号)
https://www.nagoya-roudou.jp/image/books/202303.pdf

・ 「自治会って抜けてもいいの?高齢化などで担い手不足… 家庭ごみの集積所めぐりトラブルも」(静岡新聞 / 2024年12月15日
[ 静岡新聞 ] https://news.at-s.com/article/1616769
[
Yahoo!ニュース ] https://news.yahoo.co.jp/articles/59d39f8a47a3f7e2dc7fdb2492ec54dd7ef19655