あれから1年

「いってきまーす」
4年生の始業式、友達と待ち合わせをして一人で登校していった。

1年前、クラス替えの発表もある朝だったのに、布団の中で行きたくないと動かなかった子とは別人。

これからも色々あるだろうけど、なにか大きなものは乗り越えた気がします。
私も子どもも。
結局何が原因で、何が良かったのか、全然わからないままだったけど。
多分、子どもの人生で一回必要なときだったんだと思うことにします。

良かったかもしれない、ものは記録しておきます。

教育支援センター


教育支援センターは入るまでは大変だったけど、ここに入ってからぐっと感情の落ち着きがでるようになった。家以外の居場所、親も子も大切。
やりたいことができて、認めてもらえる。
自分と同じように学校にいっていない友達と楽しく遊べる。
夢のような場所でもあるなと思っていました。

ならいごと

以前から習字、ピアノ、ダンスを習っていました。
不登校になってからすぐにピアノだけ退会。
その代わりに水泳をスタート。
体を動かす習い事だったのが良かった。
ダンスには学校のお友達がいて、久しぶりに会っても仲良くしてくれて、毎回楽しそうでした。

旅行やキャンプ

学校に行かないからって行くわけではないんだけど。
キャンプはもともとよく行く家族だけど、外にいると気持ちもゆったりとして家族全員のんびり過ごせたのがすごく良かった。

旅行は福井へ遠出。
コロナでなかなか遠くへ行けていなかったので、小学生になって初めての遠出にすごく喜んでいた。

映画やミュージカル

心が動くものをたくさん見るのがいいのかな、と思って、おもしろそうなものは見に行った。
ミュージカルもチケットをいただいたので初めて行ったのだけど、すごーく喜んでいた。
映画は「かがみの孤城」を見に行った。本も読んだ。自分の状況とそっくりな主人公こころちゃんに共感した部分もあったみたい。

やりたいことなんでも

やりたいと言ったこととにかくたくさん。
お金も時間もすごく使った…よ?
動画編集、ゲーム実況、
百人一首、スプラトゥーン、マインクラフト、スコラボ、
オンライン英会話、英語合宿、
iPadのお絵かきツール
まだまだあるかも。毎月興味が変わってる勢い(疲

途中から、飽きっぽいんじゃなくて、興味が幅広いんだな、ってこちらの意識を変えるのが重要でした。

あたたかいクラス、優しい担任の先生

たまーに行ってもあたたかく迎えてくれるクラスの存在は、学校に行こうかなと思ったときに、ハードルが低かったと思う。
恵まれた子だな、と思う。

最高のおともだち

学校を休んでいても、土日や放課後に遊んでくれる友達がいました。
春休み中も毎日にように遊んでいて、その流れで始業式に行けたんだろうなと思います。
親にはどうすることもできないことも乗り越えられる、お友達パワー。
願っても手に入れられるものじゃないから、本当に本当にありがとうの気持ち

こんな楽しそうな部分より、暗黒で地獄煮詰めたみたいな日々のほうが多かった1年だけどね。
私も大分修行をしました。
一度超えた山は、また登ることになっても乗り越えられると思うので、
今年度もゆるりとやっていこう。

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