言い訳を探すのは、本気じゃないから
今の私は、早起きが苦手だ。
「今の」というのは、昔の私はそうでなかったからだ。
あの頃は、とにかく毎日が楽しくて、寝ている時間がとてもつまらなく、もったいなく感じた。
朝のジムに通ったり、出勤前に勉強をしたりと、「朝活」にいそしんでいた。
一刻でも早く起きて、新しい一日を営みたい。そんな気持ちであった。
が、その後、様々な出来事によって、私は徐々に病んでいった。
「躁鬱病」と診断され、薬を飲み始めてからというもの、副作用で眠気が増し、寝起きが悪くなってしまった。
そう。
全ては、病気のせい、薬のせいだ。
ーーというのは、ただの言い訳に過ぎない。
本当の原因は、私自身が、早起きしたい気持ちを失ってしまったからだ。
昔の自分だって、具合の悪い日もあった、疲れで身体が重い朝もあった。
それでも目覚められた理由は、心に希望があったからだ。
目覚まし時計ではなく、希望が呼び覚ましてくれたからだ。
希望と熱情を失った。
それが早起き出来ない、最大の原因だったのだ。
これは病気のことを無視しようということではない。
確かに以前のように身体が動かなくなっていることは認めなければいけないし、無茶は禁物だ。
それでも、今の私でも出来ることがある:
きちんと食べ、しっかり運動をする。
決まった時間に寝る。
寝る前のスマホ操作は避ける。
前より遅めでも、決まった時間にちゃんと起きれるよう目指す。
等々。
たとえ病気だったとしても、その気になれば、簡単なことぐらいまだこなせるはずだ。
「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」(井上靖)という言葉がある。
人間は、本気でやりたいことに対しては、どんな障害があろうとも乗り越えられる生き物だ。
逆に、あれこれ原因を探し、出来ない理由を述べ続けているなら、それはただ単にやりたくないだけ。
やる気の無さを言い訳で隠しているだけなのだ。
本当現状に悩んでいるなら、まず根本的な要因から目をそらさず、直面することが大事だ。
そして出来ることから少しずつやっていこう。
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