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子供が幸せであり続けてほしいだけ
長男の場合は興味関心のある分野が幼少期から分かりやすかったこともあり、親もそれに応じて動きやすい面があったが、次男の場合はこれぞというものが親の方でピンと来ず、しばらく模索が続いていた。
アート
そんな中、NHKの『デザインあ』という番組を次男が楽しそうに見ている事に気付いて、番組から着想を得て夫が次男と一緒に町中の看板にあるひらがなを写真に収めて50音表の作品を作ったことがあった。こちらイメージだが、同じ文字でも書体が様々で面白いのである。
![](https://assets.st-note.com/img/1730233645-3UtT8ye4rKCacOJBWHvVPijI.png)
この頃から、次男が視覚的に美しい物や、アートに心地よさを感じている気がして親の方もアンテナを張るようになっていた。3兄弟妹と相対比較しても、一番反応していたのではないかと思う。
面白いなと思ったのが、荷物の中に入っていたこちら↓の緩衝材を見つけるや、空になった味付けのりのプラスチックケースに詰め、同時にその下にある光るおもちゃを入れて遊び始めたことだった。部屋を暗くするととても綺麗だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1730493367-uJl376qnZdXW9YaNkptAQ2MS.png)
原理は違うのかもしれないが、災害時にペットボトル&水&スマホライトでランタンが作れる時に、水に牛乳を混ぜるとよりライトっぽくなるのと似ているかもしれない。次男の場合はライト側の色もカラフルにした感じである。
![](https://assets.st-note.com/img/1730493640-MvOL1b7Ns8QShoPqH3IcWCpF.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1730493658-P3uZRFIy7KdGg4E2hJrveDAq.png?width=1200)
現在、美大生や美大卒の方々が講師として教えて下さる創作プログラムに参加しているが、先生によってテーマも違えば扱う素材、表現方法も違うため、毎回楽しみに通っている。残念ながら回数限定のプログラムであるため、こちらが終了したら次の目処は立っていない。
余談だが、こちらのプログラムは平日の夕方に開催されるため、仕事と送迎の両立では工夫が必要だった。夫婦で手分けして、片方が早めに仕事を切り上げるか、在宅日とするか、当日の仕事の予定で急遽交代したこともあったりと、綱渡りだった。子供の「やりたい」に制限をかけないようにしようと思うと、リモートワークを含めある程度柔軟に動けないと日常が成り立たないと思った。
夫など特に大変に感じるかと思ったが、次男が楽しいなら同じようなプログラムにまた参加しても頑張って対応してくれるらしい。
自然体験
また自然体験もよく行くようになった。これは次男が学習(勉強)にストレスを示していた頃に、通っている学習教室の先生に勧められたことがきっかけだった。目的はストレス発散と、自然の中での活動から得られる学びの重要性であったと思う。
当初、自然体験でどんな体験ができるのかイメージがなかったのだが、例えばこんな感じだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1730236183-YMExVDva98e5ljmPw42IWLrR.png)
丸1日のプログラムの中で、大人のインストラクターが各班について森の中で説明をしてくれたり、以下のような火おこし体験もあれば、どんぐりを使った染め物体験、季節の虫や植物の観察などもある。
カタバミという植物で10円玉をこするとピカピカになると教えてもらって次男がやってみたところ、写真のようになって感激していた。酸の働きについても学べたりと、大人も一緒に体験していて楽しいと思うことが結構ある。
主体的に動く子
自然体験を通して次男を改めて見ていると、今自分が何をやると人が助かるかというのをとても自然な形でやる子なのだなと思った。子供達と団体行動する時は特に目立つことなく一員となっているが、休憩や自由時間になると、大人のスタッフに混ざっていつの間にか手伝いを始めている。
スタッフの方が次の準備で丸太を運ぶと分ると、次男も一緒に丸太を運び始めるし、むしろ次男が率先して何往復もしていた。薪をくべて食材に火を通す担当の人がいれば、そこに行ってトングを借りて1時間以も一緒にやっていた。
次男自身が興味があって楽しさを感じるというのもあるのだろうが、純粋に今こういうことをすると全体の流れが良くなるという感覚を持ち合わせているのだろうと思う。
先日も担任の先生から褒められていたが、さらにその前の担任の先生からも次のように言われていた。
面談で担任の先生から、次男は何かと気づいては、「先生手伝おうか」と声をかけたり、周りをよく見て考えて動くことが良くできる子だ、と言われたことがある。先生が「そういった能力がクラス内での相対的なものではありますが、高いと感じます」という言い方をされたのが印象的だった。
こういった次男の良さについては、しっかり本人も認識できるように声かけしてやりたいと思っている。できれば、勉強や成果も重要なことはあるけれど、本当はそれ以上に重要なことが次男は自然とできているのだという事に、誇りを持ち続けられるようにしてやりたいと思う。