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ギフティッド児の激しさと、人との出会いの重要性(2)

先述の先生とは別の先生が担任だった時、長男が「手を挙げても当ててもらえない」「発言してもスルーされる」と打ち明けてきたことがあった。

その担任とは普段から信頼関係が崩壊していたらしい。長男はこの先生に関して、「自分だけ冷たく扱われている」「嫌みを言われる」「他の子がやって先生が笑っていたことでも、自分が直後に真似してやると叱責される」「無視される」「悪いと決めつけて詰問される」「授業の発言をバカにされる」と言い、親が気づかないうちに深刻な状態が発生していた。

このような事態が起きてしまった理由も考えたし、担任ともいろいろ話をした。のちにこの担任は長男だけを不当に扱ったことを認めたが、そもそもの原因は長男側にあるという姿勢は崩さなかった。

この時はまだWISCも受けておらず、我が子がギフティッドという発想もなかった。

長男の屁理屈や、長男がこちらのお願いしていることをやろうとしない時などの態度は、本当に周囲を激高させるくらい腹立たしい。時間をかければやってくれることも多いが、そこに至るまでのプロセスに毎回付き合わされたり、毎回同じことを繰り返して衝突も繰り返していると、周りの人間が疲れてしまう。そうなってしまうと、この「激しさ」は長男を押さえつけてでも止めたい衝動に駆られることはある。周りからしたら、こんなものに振り回された日常など送っていられない。

この担任との関係を全く親が把握していない中で、先生からも連絡を頻繁にもらっていてた。「〇年生にもなって・・・」と、学年として求められている行動ができないことや、自分の持ち物を本来と違う使い方をして破壊していること(※長男にとっては破壊ではなく、授業が退屈だし好奇心から分解しただけ)、授業に参加していないこと等の報告を受けていてた。

親としては長男に対して理由を聞くこともしたが、長男はかなり長い間、自分の問題行動を主体的に報告することはもとより、担任から不当に扱われていることも報告しなかった。そんな中で、問題行動の報告ばかりを頻繁に受けすぎて、親の方がまいってしまい、長男には腹が立って仕方がなく、理由がどうあれ一切問題を起こしてくれるな!直してくれ!と叫びまくっていた。

(3)につづく。