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高校受験の裏側

こんにちは。智聖です。引き続き執筆しています。
すったもんだ悩んだ挙句2ランク下の男子校に入学することに決まったワタクシでした。

(さらば~共学。。)

推薦入試は、先生との1対1でした。志望動機は、親が塾の先生と談合で決めました。なんて言えません。色々と中学の担任D先生に相談してみました。パンフレットにヒントがあるそうです。

あるページの写真に2大巨頭が写っていました。当時の校長と理事長のようです。二人は卒業生らしいので、思い出話に浸ってる会話が掲載されてました。

理事長趣旨を言うと
・昔の子供は、どろんこ遊びや自然での遊戯などをしていた。それにより、アイデア力や人間力が磨かれた。
・今の子供は、先生に対しても顔色を伺いがち。学び場も、学校としてではなく塾化の懸念。

(なるほど~。)

と感じた所で、校長が高校の売り文句を書いてました。
・うちの学校は、古き良き伝統を守るにつれて、自由闊達な議論が出来る場をイメージしている。
・所謂、エリート校ではないが、自己実現をするための土台作りに努力は惜しまない。

読んでいくと理事長の思い出と校長の理念は、上手く引っ張られているなーと書んじました。シンクロってことですね。

※古い遊びや自然の遊戯→アイデア力や人間力。
※塾化→エリート校
※自由闊達な議論が出来る場→顔色を伺う生徒

つまりは、「詰め込み教育や偏差値教育ではありませんよ。」、「うちは、自由に先生と話せますよ。」というような趣旨だとD先生から説明を受けました。

寒い1月20日頃。雪が降ってました。私立専願組は、うちのクラスは3人しかいませんでした。併願組は、違う日にいくようです。いざ面接に行くとあちこち個別に机が置いてありまして、色んな中学校の生徒が受けてました。たまたま面接官だったのが、体育科のベテラン、後の学年主任のK先生でした。当然ジャージではなくブレザーを着てます。

「自由闊達な場所であると同時に理事長さんと校長先生の理念に感銘を受けました。」

しかしながら、これに突っ込まれる始末です。

K先生「うーん。自由奔放ねー。うちの学校は校則は厳しいし、そんな自由じゃないんだけど、知ってますよね?」

驚きました。自由闊達を自由奔放と聞こえたらしく、校則が緩いと勘違いしたのではないかと確認されました。こちらも、パンフレットに書いてあった会話の内容を伝えました。

「いえ、校則は私学なのである程度規制があるのは知っています。要は先生との距離感に違和感を感じないスタイル。というような印象を受けたので・・・。」

K先生「あー、そういう意味か。いやー、珍しい志望動機だから驚いてしまいましたので笑」

「わかりました。では、他に聞くことはもう無いのでご退室ください。」と笑顔で送り出してくれました。

後日、合格発表は親と行かなくてはいけません。親が言うには、分厚い封筒は、書類関係が入ってるようです。不合格だとペラペラなので1枚のお祈りメールのみ。悲しいですよね。

窓口で受け取りまして、見事に分厚い封筒でした。合格証書もありました。今でもどこかに閉まってあります。嬉しかったけれども、ようやく受験勉強が終わりました。肩の荷が下りる想いです。

高校のクラス分けについて

さて、入学が決まるとクラス分けテストをすることになります。これは、3つのコースの内、2つのコースのみとなります。当時うちの学校は、今は殆ど設置してある「特進コース」、「普通コース」、「商業コース」というような配置でした。商業は、1クラスしか無いのでクラス分けテストはありません。

2月10日に一般入試の日でしたけど、推薦合格組は、違う棟である校舎で受けました。新しい試験問題かと思ったんですが、前年度の過去問だったのでびっくりしました。推薦合格組は、何故か2教科受験なので、簡単。自己採点したらほぼ90点近くです。

相対評価の通知表でしたので、偏差値も当然バラバラ。特進でも普通クラスのレベルもいるでしょうし、逆もありえる。そういったばらつきを防ぐために受けさせてたと聞いてますね。

当然、合格はしているんですけど、一桁とかあまりにも低い場合は個別に通知する様子ですね。中学校の先生に理由を話して「春休みの宿題」をやらせるそうです。これは、入学後に仲良くなった同級生が経験した様子でした。

私は、一般入試であっても滑り止めでしたので入る気は無かったのですが、入学後の担任面談でこのクラス分けテストの結果から色々と質問をされました。

T先生「智聖。中学校の先生から貰った書類を見ると内申点が低いようで。けど、クラス分けが満点近くだったんだけど、これはたまたまだったのかな?」

カンニングを疑われた訳ではないんですが、通知表では3が2つか3つしか無くて、美術が1という男ですので、驚かれたんだと思います笑

「先生、実は・・・・」塾と親の中で決めた話。模試の結果についてなど説明しました。

T先生「そうか、じゃあ本来はうちに来るレベルではなかったわけだね。特進クラスに行けば良かったのに。」

「けど、普通科でのんびりするのもいいと思うよ。部活や課外活動にも頑張って見てください。」

とても嬉しい激励を受けました。けれども、このT先生を始め、F高校は実はとんでもない学校なのでした。また続きます。



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