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情報処理障害は・・・ワーキングメモリの機能不全・・・注意とバインドの弱さ


 今年の秋は愛媛の精神医学家系の学会に参戦することにした。以前沖縄に出かけたが寒かった印象が。今回は道後温泉ではないが温泉のあるホテルをとることができた。のんびり・・・いやいやしっかり学んできましょう。

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 講義の質問で聴覚情報処理障害:APD(auditory processing disorder)の質問があった。Google先生は「聴力は充分にあって可聴音は聞こえているものの、脳に機能障害が存在するために、特定の条件での聞こえにくさを呈したり、聞こえた音の解釈に問題が生じる状態」。

脳の機能障害視覚に起因するとしたら聴覚ではなく視覚,触覚,嗅覚,味覚なども情報処理過程の障害が存在する。そう考えられるわけだ。

聴覚情報処理障害があるなら視覚情報処理障害もあるのかも。試しにググったらLDやDCDとの関連が示唆されていた。

APD(聴覚情報処理障害)は,ワーキングメモリで妄究すると音韻ループというより,中央実行系やエピソードバッファの関与が大きいと思うのだ。

仮)視覚情報処理障害も視空間スケッチパッドというより中央実行系やエピソードバッファの関与が大きいと思うのだ。

注意の問題とバインドの弱さ。刺激情報を的確に結びつけられない。だから認知が成立しずらい。適切な結びつができない。

そうなると自閉症も情報処理の困難と言えるのか。強度行動障害は,感覚情報を適切に処理できていないと愚考する。そうなると感覚過敏も同様なことが言えるか。
バドリーの「知覚からワーキングメモリへの情報の流れに関する推測的な見方」のモデルでは触力覚,触覚,運動感覚,さらには匂い,味も加わっている。この先の展開は愚僧には想像できない。全ての感覚はワーキングメモリへと・・・。

その意味では情報処理障害は学習障害だけではなく全ての発達障害に通底する。うーん,ワーキングメモリの関与が大きいのでは。

そして,アカデミックスキルだけではなく日常生活や社会生活のスキルの習得と使用にも困難を抱える。

その意味では広義の意味での学習障害と言えるかも。


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