帰れば
帰れば金麦、というキャッチコピーがある。
これは上手いなぁ、と常々感じていたのだが、生憎筋金入りの下戸であるため、体感ではなく想像だけで理解が及んだ気でいたらしい。
帰ればローキャベ、である。
いまはとにかく頑張って、帰ったらロールキャベツを食べよう、顎からスープを垂らしながら。と思うだけで、どんなに足掻いても全く湧かなかった気力がぷつぷつと湧いてきた時、私は真に理解した。
なるほど、帰れば金麦。
そう、私のロールキャベツは、あの人たちにとっての金麦と同じく、絶大なる信頼に耐えうる美味しさなのだ。
ということで、帰宅し、アレコレ片付ける間に耐熱容器に入ったロールキャベツをレンジで温めて、さあ食べました。
、、、鍋で温めるべきだった!!
飲食物の美味しさって、温度でかなり変わるよな、という最近の自分の中のトピックを改めて噛み締めつつ、追いレンジをしたのであった。