シジュウカラ

《好き》 雲、川べり、ランジャタイ、TCクラクション、BLUE ENCOUNT

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最近の記事

here I stand

もう、書かなくていいや、と思っていた。写真も撮るのをやめた。 誰かに伝えたいことがあるわけじゃない、それなら、言葉を紡ぐことも、景色を切り取ることも、自分の中だけのことにしよう と思ったのだった。 そもそも写真は、記事の見出しに使うために撮っていた。データが溜まるのを嫌ってアップロードした。 自分がいいな、と感じた景色を、更に好きなように切り取っただけの それ を、誰かが選び取って使ってくれることも何度かあった。そこには確かに嬉しさがあったけれど、選んでもらいたい、とは思え

    • 帰れば

      帰れば金麦、というキャッチコピーがある。 これは上手いなぁ、と常々感じていたのだが、生憎筋金入りの下戸であるため、体感ではなく想像だけで理解が及んだ気でいたらしい。 帰ればローキャベ、である。 いまはとにかく頑張って、帰ったらロールキャベツを食べよう、顎からスープを垂らしながら。と思うだけで、どんなに足掻いても全く湧かなかった気力がぷつぷつと湧いてきた時、私は真に理解した。 なるほど、帰れば金麦。 そう、私のロールキャベツは、あの人たちにとっての金麦と同じく、絶大なる

        • さんぽ

          ここが、どこなのか 今が、いつなのか 自分は誰なのか わからなくなる なくなる 心細くはない、心地良くて、 そう、自由だ

          この道は

          急に、金木犀が香った。 自転車を飛ばして毎日のように通うことになってしまった集合住宅の、駐輪場のそばに、大ぶりな金木犀の木が3本立っていたことに、気がついた。 今日一斉に咲いたなんてことがあるのか、昨日までは全く意識に上らなかった。 金木犀の匂いで季節の移ろいを感じる、なんてもうとっくに擦り切れた感覚だと思っていたのに。 日々、川べりに出て、草木を眺め空を見上げ風を浴びていると、おのずと季節と歩調が合わさっていく。 しかし、次々押し寄せる毎日をただ必死に過ごす内に時に置

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          ちょっと先まで

          ちょっと先まで

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          日々、川べりにて

          日々、川べりにて

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          ひとりごと

          たくさんの人間が、貴方を「天才」だって言う。私は門外漢だから貴方が天才かはよくわからない、でも貴方にとって「お笑い」が天職だってことは、はっきりとわかる。 まるで生き急ぐようにも見えてふと不安になる貴方の、でも全力というよりはもっと軽やかな、その生き様が尊くて、そのままずっと生きていってほしいと願うよ。 そんな貴方を永劫見ていたいけど私は、数十年後とか、もしかしたら明日にでも死んでしまうんだろう、それでも貴方がもっとずっと生きて、そう、180歳くらいまで生きて、一瞬、変なタ

          伝えたくなったよ

          私は、受け手。 インプットに偏った人間だ。 自ら表現すること、創りだすこと、誰かの心を動かすこと よりも、享受すること、感じること、自分の心が震えること を愛している。 だから幽霊になったら楽しいな、と想像する。誰にも何にも関わらずに、ただ世界を眺め、出来事を、物語を、傍観する。最高だ。 毎日、大好きな人たちが生きている様子を見て回り、あとは見たい景色を見ることに費やす。残念ながら動けなかったとしても、空が見えて、風さえ吹いていれば、退屈することなんて絶対にない。ましてや

          伝えたくなったよ