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伝えたくなったよ
私は、受け手。
インプットに偏った人間だ。
自ら表現すること、創りだすこと、誰かの心を動かすこと よりも、享受すること、感じること、自分の心が震えること を愛している。
だから幽霊になったら楽しいな、と想像する。誰にも何にも関わらずに、ただ世界を眺め、出来事を、物語を、傍観する。最高だ。
毎日、大好きな人たちが生きている様子を見て回り、あとは見たい景色を見ることに費やす。残念ながら動けなかったとしても、空が見えて、風さえ吹いていれば、退屈することなんて絶対にない。ましてや縛られる場所が選べるのなら、あの橋の上で、喜んで永遠を過ごすだろう。
でも、この身体があってこそ見て、聴いて、感じていられるんだと思うから。強くつよく吹きつける風の中で否応なくはっきりと悟ったから。
だから、私は生きる。
次に吹く風を感じるために、空に現れる雲を眺めるために、明朝の川面を見渡すために、大好きな誰かのひと欠片に触れるために、
淡々と、でも精一杯に、生きると決めている。
そんな私がnoteへやって来たのは、ある人の書いたものを読んでみたかったから。
その記事はあまりにもその人自身で、眩しくて痛いくらいだった。
日を置いて、他の記事も読んでみた。心が震えて、それを、伝えたくなった。
伝える、そのためにアカウントを作り、自分の輪郭を示すために、この記事を投稿する。私は受け手、のはずなのだけど。