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過去に行ったとこ:東京都青ヶ島村

なぜだか無性に行きたくなった

2017年に行ってきました。ネットの画像でその特徴的な地形を見たことがきっかけで、ずーっと行ってみたいと思っていた島です。青ヶ島は、島そのものを形成する外輪山と窪地から隆起した内輪山の二重式カルデラ火山となっています。この二重カルデラ状態の映像を見た時に、(なんじゃこりゃあ…行ってみたい!)と即座にアクセス方法を調べていました。

この画に一目惚れしました(出典:海上保安庁 海域火山データベースより)
URL:https://www1.kaiho.mlit.go.jp/kaiikiDB/kaiyo13-2.htm

アクセスの難易度が高い

羽田空港から八丈島に飛び、八丈島の底土港から船で3時間、もしくはヘリコプターで約20分の所にあるこの島は、とにかくアクセス難易度が高いことで有名でした。難しいポイントは八丈島ー青ヶ島間のアクセスです。
海路は、流れの速い黒潮と風の影響を受けやすい断崖絶壁の形状の影響から、波が高いと欠航もしくは行ったとしても接岸できない可能性があり、就航率は60〜70%だそうです。
ヘリコプターは波の影響は受けませんが、座席が9席しかなく島民の交通手段でもあるため、予約が非常に難しいです。私も初めはヘリコプターを予約しようと思っていましたが、電話が繋がらない&キャンセル待ちで不確定な状況になってしまったので、船で行くことにして当日の天候を祈ることにしました。

運よく辿り着けた!

船からの景色 街へはなだらかな道などなく、崖を貫通するトンネルで集落に向かう

八丈島に到着してから底土港へ行くまでの時間もけっこうタイトで、タクシーで急いで向かって、なんとか乗船の受付ができました。船に揺られること3時間。島影が見えてきた時にはドキドキワクワクしていました。あの絶海の孤島が目の前にあるんだ。
この島は地形上、人口湾を作ったり道路を作ることがが難しいらしく、シンプルなコンクリートの桟橋が島から伸びているのみです。降りてから、高い波に船が揺れて桟橋とかなりの高低差ができているのを見ると、欠航する日が多いのも納得でした。
港からは予約した宿の方が車で送ってくれました。外輪山を貫くトンネルを抜けると目の前に広がる二重カルデラの空間と内輪山の丸山が見えます。非日常とはこの事だと思いました。


内輪山を横から見られた
外輪山を貫くトンネルを越えて村中心部へ
(出典:Googleマップ)

青ヶ島のあちこち

青ヶ島来たー!
島で唯一の信号機
天明5年の大規模噴火によって全島民が避難を余儀なくされた後、50年後に島に戻る活動で島民を率いた佐々木次郎太夫の像。この歴史を「還住(かんじゅう)」という。


山の上からの景色。下の薄緑色は生活用水にするための雨水を集めるための施工がされている。
取水施設の一部。ウインドウズXPみたい。
火山島なので、地熱がすぐ下まで来ている。レバーで高温の蒸気を出し入れできる施設。
ゆで卵やふかし芋を作ることができる。
宿で一緒になった人と地熱釜料理。青ヶ島の地熱で作った塩も添えて。
美味しい!
漬けにした白身魚で作った「島ずし」と山菜の天ぷら。美味しかった!


展望台からの景色。すり鉢状の地形がよくわかる。

他にもこの島ならではの生活が見える、お店などがあったりして楽しかったです。
全然見て回れなかった八丈島も含めてまた行きたいなー。

青ヶ島について、このサイトがめっちゃカッコよく説明してくれてます。↓


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