なんちゃって夢十夜 4.
いつだったか、こんな夢をみた。
タイトル:11月24日夢。
自宅に真っ白いお医者様が来た。往診らしい。あの人が私の代わりに何かしら症状をぽつぽつ語っている。とりあえず注射は嫌だなと私は思ったような、そうでもないような。
自分のベッドで毛布に包まり、ぐったりしている。「とにかく起きないんですね?」「そう」と二人の短い会話がぼんやりと聞こえる。目も耳もちゃんと機能してるのと同時に、ぐったりした自分の姿を上から客観的に眺めている。なんだか視点がおかしい気もするが、眠いのも確かなのであまり気にならない。
「とりあえず点滴うっときましょうか」
とお医者様が言う。
うわ、結局注射か。と、なんとなく嫌な気になる。でも仕方ないよねー。と考えてると、あの人が毛布のなかから私の腕を出して、袖をまくる。
どっから出てきたのかお医者様が点滴を用意して、私の腕に針を刺す。別に痛くない。それより自分の部屋に点滴セットが存在してることが何だかとてもシュールで、気になってしまう。なんかめちゃくちゃ似つかわしくない。
人はぐったりしてると痛覚は感じないのかもしれない。と思う。というか、ぐったりしてるから、それどころじゃないのかも。
私の思考は呑気なのに、心配そうなあの人の顔が、見なくてもわかる。なんだか申し訳ない。これで元気になってほしいねぇ。と、どこか他人事のような励ましを思ってから目が覚める。
※で、あの人って、誰?
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