(元)フリーターに逆戻り
みなさん、こんばんは。
絶望(元)フリーター1年目です。
2コめの記事にして、ご報告があります。
絶望…… (元) フリーターになりました。
何があったかと言うと、バイト先をクビになったのです。
それもあまりよろしくないクビの切られ方でした。
長い話になります。
時は、今週月曜日。
いつものようにバイト先に出勤し、いつものように午前が終わり、お昼を食べていた時です。
その時、私はイヤホンをしながらスマホでアニメを見ながらご飯を食べていました。
少しでもアルバイトの事を考えたくなかったからです。
お昼を食べ終え、少し目をつぶって仮眠をしていたら、「絶望くん!」と
バイト先の店主から名前を叫ばれました。
「昼休憩中にイヤホンをして、居眠するなんて何考えてんの!」
「君のそんなことのために時給を出しているんじゃないよ!」
と怒鳴られました。
「???」となっているかと思いますので、私の(元)バイト先のことをお話ししますと、個人で営む美術系の古本屋で、年配の店の主、20代の女性アルバイト、そして私、という3人の従業員がいました。
店の中は足の踏み場も苦労するほど狭しと本が並べられており、額の画なんかもありました。
その手の評判は上々で、一応名の知れたお店だったそうです。
同業者からもかなり信頼されていましたし、実際評判もよかったです、
私はそこで、店の主が仕入に出ている間の店番兼事務ということで入りました。
美術や芸術には、人並み?と例えていいのか、コロナ以前は美術館に足を運ぶ程度に関心をもっていたので、それも面接のときに伝えて採用をいただきました。「時間があれば店の本を見て勉強してもらって良い」とも言われました。
実際はそんな時間も、読ませる気もありませんでしたが……。
話を戻して。
不機嫌な店主曰く、12~13時の時間は「昼休み」ではない、だから時給を出しているとの主張でした。
が、私は喉に釣り針がかかったような衝撃と疑問を覚えました。
というのも、半年前の面接のときも直接店主の口から聞き、求人広告にもしっかりと記載をあったのを覚えています。
「昼休み中にも時給がでる」、”昼休み”という言葉を。
「わかってますよ」
と返してしまったのも、この後の事を考えると良くなかったのでしょう。
訂正する気も起きず、すこし頭に血が上っていたのもありました、
「ちゃんと頼むよ」と言い残して、店を出ていく店の主の後ろ姿を横目に
13時を回ったのを確認して、午後の業務に戻りました。
その日は忙しく、気づいたら定時になりました。
地下の作業場から上がってくると、普段は店の事情など興味なさそうな店の主の奥方が笑って立っていました。
「旦那から注意されたでしょ?(笑)」と。
何と言うのか、確信的な嫌な予感がありました。いつもと違う日だと。
苦笑いで奥方の小話を聞き流した後、「このまま何も起こらず終わってくれ」と祈ったのが、我ながら滑稽でしたが。
そして、間もなく店の主が戻ってきました。機嫌が直っていないのは見た瞬間に感じ取れました。
「さっき、ウチの嫁さんからも言われたと思うけど……!」から、年配特有の、外国のガムのお菓子のようなネチっこい説教が始まりました。
「本当に昼休み中に寝るなんて……!」(あれ?)
「大体、面接の話とだいぶ違うし……!」
「これからは昼の時給は出さないから!」と向こうが言い終わったとき、何かこう、カチンと来てしまったのですね。好き放題言いやがってと。
普段はさも器の大きい人物を演じながら、菓子やらパンやらを差し出してこちらの機嫌を取ろうとしてる意図が見え見えで、些細いなミスでも、見つけ次第、堰を切ったように私へ文句の言葉の濁流が来るのです。
最初はもちろん、ミスはたくさんしました。それで怒られるのは、変な日本の風習だなと思いながらも、まぁ許容できます。
ちゃんと業務を教えられたのは初日だけでした。後々必要な業務、教えられなかった業務は教えてもらった量の2倍近くありましたが、それも自分で調べて覚えました。
やがて(自分でいうのも何ですが)、私のミスより、店の主のミスの方が目に見えて増えていきました。それも、私に注意したものと全く同じミスでした。おそらく向こうの目にも入っていたはずです。
本当はその事実を言ってやりたかったですが「こういうことは、言ってはいけないんだよな」と抑えて、目をつぶっていました。
ですが、その日、店の主の態度はこちらが一方的に悪いというような言い方で、メンツを保つための防衛にしか見えなかったんですね。
「伝えてなかったかもしれないけど……」
「ここでちゃんと言っておくけど……」
と、お互いの認識のすれ違いを確認するのが大人の対応でないのかなと。
それを年配の方に求めるほうが間違っているんですかね?
年下というだけで、耐えねばならぬことがあるんですかね?
まぁそれは置いといて。
私も椅子から立って、「なら、僕もいいですか?」といままでの事をぶちまけてしまったんですね……。
あなたもミスをしていること、それは私に注意したこと。
仕事は厳しく、と言っていたこと。
相手の反応は「小さい事を言っていたら、キリが無い」「そんなこと年寄りに言ったって、君と記憶力が違うんだからしょうがないだろう」と自分のミスを棚にあげる発言でした。
前者は、まだ良いとして。
後者は「それならメモとか取って、忘れないようにするものじゃないんですか?それに年寄りがどうのは仕事する上で関係あるんですか?」と返すと、すると、相手はため息をつくばかりで、まともな返答は帰ってきませんでした。そして、ぼそぼそと私の仕事への興味がないだの、態度がどうだのと言いだしました。
「もうダメだな」と確信した私は、
「今月末までだな」に、「嫌です。」と答え、相手から「辞めろ」と言わせる形でクビになりました。
店を出る直前、店の主から「嫌なやつだね」と言われたとき、今まで気の小さいと自覚していた自分には信じられないことでしたが、嬉しい気持ちがありました。
その後、夕陽を見ながら飲む、ぬるい水筒の水が妙にうまく感じました。
以上が(元)フリーターになった経緯です。
(長文失礼しました)
相手からすれば、私に落ち度があったことは確かでしょうし、価値観の差から気になることもあったと思います。
私も決して人当たりがいい人間とは言えませんし、不快に思ったこともあったでしょう。
何かを伝えるときも、言葉が良くなかったのかもしれません。
ですが、私の目からもすれば、もう一人のバイトの方と明らかに接し方が違いましたし、その方も、昼休みとされる時間にイヤホンをしていました。そして私より長い時間一緒に働いていたので、その姿を目にしていないはずがないのです。
ましてや、自分の間違いを年齢のせいにして、改善しようとしないのは
「仕事に厳しくいく」という言葉を使った年相応の方としては如何なものかと思います。
そして残念ながら私はそれをどう考えても許容できる人間ではありません。
皆さんは、私を俗にいう「社会不適合者」と思われるでしょうか?
「頭のおかしい奴」と思われるでしょうか?
ですが、そんなことはとっくに、自分がなにより痛感しています。
幼稚園のころから、集団になじめず、社会の一端でもうまくやっていけないことの連続です。今回のこともよくあることなのです。言い方が悪いですが。
夜眠る前、「みんな、敵だ」と心でつぶやくことが精神の安定剤になっていたりもします。
しかし、一人で生きていける力も頭脳もなく、メンタルも弱く、何かにすがって生きていかないといけない私は、うまくいかないとわかっていても
今は社会に出て、たとえアルバイトでも働きにいかないといけないのです。
きっとまたいつか、こんなことが繰り返されるでしょう。
それでも現代日本では、馬鹿で社会に適合できない人間は選択肢が無いのです。
なので、明日も次の職場を探します。
正直、これよりも厳しいところへ行かなくては生きてはいけないと思うと、内臓からどす黒く染まりそうな気持ちになります。
私の中で寿命では死ねなそうな気配が、日に日に大きくなっていっています。
絶望です。
記憶から、はやく消したい気持ちもありここに書き留めます。
ここまでお読みいただいた方は、
拙文にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
次は、不登校児だった私の、今不登校について考えていることでも書きたいなと思っています。