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うどんをうつ

皆さんは、うどんを打ったことがあるだろうか。
まだ経験なければぜひ一度、うどんを打って欲しい。

打ち立てうどんうどんの、やや太く、ゴワゴワした食感で、つるつるシコシコした、店のどんとは、また、ひとつ違って、素朴で、朴訥な高倉健が、ほとんど喋らずに自分の思いを押し隠しながら、それでも表現した、その一言が印象深いように、うどんは存在感を放つ。

うどんを打つのは非常に簡単です。

小麦粉と水と塩、なんとそれだけで良いのです。

小麦粉、でどんなの?と思った方は、スーパーに行ってみてください。小麦粉を見れば「うどん」と書いてある小麦粉があります。
薄力粉?強力粉?どっち、まあどっちでも大丈夫でしょう。
その辺はちゃんと表示にありますので、こだわって、うどん専用など買わなくても充分おいしいものが出来上がります。

その粉を作りたい量、この辺はちゃんと測って入れてください。そして、塩水で、それをこねていくだけです。

この水加減が全てです。水加減によってうどんが出来上がる。

だからここだけ、ちゃんと測ってこねていってください。

うどんを打つ、でイメージする足で踏むのを入れてもいい、一気にエンタメ、になります。なくても問題ありません。

そうして頑張ってこね、耳たぶ位の硬さになったら、それを少し寝かします。

この寝かす時間は本によっていろいろですが、まぁ30分ぐらい寝かせば大丈夫です。
実は、別に寝かさなく、そのまま伸ばしてそれを切ってゆでると言う事でも問題はありません。

その辺は自由に、時間に応じて楽しんでください。


この手打ちうどんが良いのは、なんといっても自分が作った麺類。と言う実感そのもの以外にはありません。

だって、うどんなど、50円もあれば買えるものです。

それをわざわざ小麦粉買って、時間をかけてこねて力を使ってこねて、寝かして、切って伸ばして茹でて食べるんですから。

そこは市販のものを買うと言う以上の体験を我々は行っているわけです。

うどんができたら、ぜひ茹でたてを食べましょう。

様々な食べ方ができますが、まずは茹で揚げ、卵を落として醤油をかける。そこに鰹節と、ネギ、これだけでいいでしょ。

贅沢を言えば、生姜、天かすなども入れると深みが増します。
とりあえずその卵をシャカチャカとかき混ぜて、やや半熟位になったところで、醤油をしゃっとかけ、一気にすすり上げましょう。このうどんの朴訥とした高倉健が、口の中で暴れ出します。高倉健の新たな一面を見た休日でした。

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