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雨が降れば雨の音を感じる

雨が降っていれば、雨の音を感じるのが自然。

雨を避けて家に入ったり、傘を刺したり、(日常生活では当然にやることだけれど)雨を避ける行動は、よろしくない。

だったら、僕たちは雨をどのように感じることができるのだろうか。
雨を全身に受けて、いやそれだって服を着ているのだから、全身に浴びていることにはならないのではないか、と言う疑問は受け流し、雨は僕の全身を打ち、濡らし体温を奪っていく。

その雨は、僕の体温を奪うために降っているわけではない。

けれど、とりあえず、ただ地球の上の自然の条件が重なったときに、雨が降るということだけだ。

だからそこに、あまり意図はない。
あまり、というか全くない。

ただ、その雨を僕たちはどのように感じるべきか、それは大いに、考える余地がある。

すなわち、雨の音を耳の奥に感じる、と言うだけで、実は充分なのである。

何も全身に雨を浴びて、酔狂になる必要は無い。

ただ雨が降っているという風景を見て、雨の音を感じ、時々吹いてくる風に頬を撫でられれば良い。

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