魚の皮をたべるのか
あなたは魚の皮を食べますか?
人によってずいぶん変わる問題である。
僕はもちろん食べる。
食べない選択肢はない、だって、底に魚が生きた証が詰まっているのだから。
食べないなら、その魚は本望ではない。
きっと、不毛な一生を送ってしまったとあの世で悔やむに違いない。
だから、そうではないよ、しっかりと楽しんだよ僕は、と言ってあげたい。
なぜ、食べないのか、理由は人それぞれとはいえ、いや、ちょっと考えてみてください。
皮だって肉と同じく、魚の一部ですよね、差別する意味がありますか?
ないですよね、だったら魚の皮は食べなければならないんです。
さあ、食べましょう。
しっかりと調理した皮はそれはそれは美味であります。
知っていますか、料理人が調理した皮のうまさを。
僕はね、初めて魚の皮がうまい、と感じたのは高校生の時だっただろうか。
その日は、寒い日だった。
語ることは特にない、けれど、魚の皮をうまい、と感じたのだからそれが全てなのだ。