青い観覧車
青い観覧車という歌を作ったのは、僕が20代の頃で、向こうみずの無鉄砲さが詰まった素人のガサツな歌、だった。
その後、僕はギターを弾かなくなって、歌を作ることをやめてしまったが、今聞くとその歌は意外といい歌だなあ、と思ってしまう。
青い観覧車、どうしてそういうタイトルをつけたのか、今までそういえば不思議だったけれど、そうか僕はフィンランドの青い観覧車に着想を得た可能性が高い。
ヘルシンキの象徴として青い観覧車はあるらしい。
僕はヘルシンキに一度だけ訪れて観光をしたことがあるはずだけど、その観覧車のことは全然覚えていない。
ヘルシンキで僕は何をしたのかさえ、覚えていないけれど、確か有名な本屋に行って、かもめ食堂のカフェに行って、物価高いなあ、とか思った微かな記憶。