整いの境地へ〜被災支援番外編3
ちょい飲みセットを食らって。
一旦アパホテルにかえることにする。
土産を買い足しつつ。
最後のサウナである。
まだ12時台であった。
すっかりなじみになった大浴場は今日も3、4人だけ。
フロントの人にこいつ毎日何回も来とるなあ、と思われているかもしれない。
別にいいけど。
こんなに少ないのにちゃんと営業してくれるアパは偉い。
しかも、今日から露天風呂が増えている。
確か、地震で設備が故障し、一部使えなくなった、と説明されていたものが、復活している。
これはもう行かないわけにいかない。
その復活した露天風呂はサウナから階段を登って先にある、展望スペースみたいなところで、開放感が下の露天風呂とは違うのだ。
しっかりと風が吹き込み、寒い。
これは整うぞ、と入念にサウナ、水風呂をこなし、いざ展望露天風呂へ。
誰もいない、そこで、僕は静かに目を閉じて、金沢の思い出を考えていたよ。
精神が研ぎ澄まされて、何かいいアイデアが浮かびそう。
流石に風は冷たく、長時間外気浴するわけにはいかなかったけれど、壺型の露天風呂に入り、再び体を温める、サウナ2セット目へ。
いつもは1セットだけで簡単に整わせるけれど、最後ぐらいゆっくりしようと思っていた。
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