怖い夢を見た
こんな夢を見た。
知らない男が家に寝転がっている。
それだけでも異様であるが、彼は衣服をほとんど身に纏っていない。
危険信号が一気に高まる。
声をかける、あんたなんなんですか?
やあ、と男は大変呑気である。
だからあんたなんなんですか?
ほら、見ろよ、と男がリビングの窓を指さす。
そんなこと言ってる場合かよ、と。
仕方なく、窓を見る。
すると誰かがこちらを覗いている。
カーテン越しに、どれだけ見えているのかわからないけれど、じいっと見ている。
表情は見えないが、ゾクっとした冷たい感覚が走る。
いや、だとしてもあんたなんなんだ、と僕は叫んで、目覚めた。