ボトルコーヒーとチロルチョコ
チロルチョコの憂鬱である。
チロルチョコは憂鬱に陥っている。
まずい、救い出さねばならない。
あんなにも、幼い頃の僕らに、ほんのひとときの休息や、安らぎを与えてくれた四角いチョコのために、僕らは死ぬべきである。
はいはい。
チロルチョコはお好きでしょうか?
味のバリエーションは星の数ほどあるという。
誰も検証したことがないから、誰も知らずに、延々に増えていく味の種類は、本部さえも、把握しきれていないという。
チロルチョコ自体がメディアとなって、独自に発展していくという。
はいはい。
お好きでしょう?
あの小ささ、気軽さ、誰もが食べたことのある、懐かしいチープさ。
どれをとっても、ちょっと一口、の気持ちに寄り添っている。
生活に寄り添うチョコである。
今日はチロルチョコのパックがあるので、それをつまみつつ、ボトルコーヒーを飲む。
ボトルコーヒー、というのは要するにペットボトルのコーヒーということだろうか。または、ブルーボトルコーヒーというメーカーのコーヒーということだろうか。定義は明確でないということで。
僕の思うボトルコーヒーは、自宅のコーヒーメーカーで淹れたコーヒーを、コーヒーボトルに入れて持ち歩いているもの、である。
家にいる時でも、ボトルに入れておけばホットコーヒーが長い時間楽しめるのである。
そのボトルを洗う手間は?と思いました?
大丈夫なんです、食洗機対応の小さなボトルです。
1日の食器類と合わせて入れておくだけです。
ボトルコーヒーとチロルチョコ、相性良し。
ようこそ、こっちの世界に。