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届きそうで届かない愛『アバウト ア ラブソング』

一日に2つ記事を書けば遅れは取り返せる!(と思っている)
ちぇりーです🍒
本日は久々に読み直したこちらの作品!

『アバウト ア ラブソング』 作・夏野寛子 from RED


バンドマンの星名は、
そろそろ音楽でどうにかなりたいけれど
ラブソングを書くのが苦手な男。
最近はバイト先の大学生・瀬戸くんが
純粋でまぶしくて……癒やされている。

そんな瀬戸くんが雨に濡れて沈んでいた日、
星名は彼を連れ帰って一夜を明かしてしまう。
しかし翌朝、瀬戸くんが思っていたより
“年若い”ことが分かり…………………!!!

後悔に揺れる星名。
しかし瀬戸くんは、だめ大人なりに
誠実でいようとする星名に
よりいっそうの恋心を積もらせていく――。

コミックシーモア より

🍒こんなカップリング!

星名みづき(攻め)【のらりくらりのマイペースバンドマン】
瀬戸佑成(受け) 【素直で真っ直ぐ・時に強引なDK】

🍒遠ざかることで近づく2人の気持ち

最近まで実写ドラマも放映され、話題となった『25時、赤坂で』の夏野寛子先生が描く年の差BL!BLアワード2024「エモーショナル部門」で4位を受賞しました。

売れ悩むバンドマンの星名さんと進学校に通うDKの瀬戸くんは、バイト仲間の縁。
爽やかで可愛らしい瀬戸くんに好意を抱いていた星名さんは、ある日プチ家出をした瀬戸くんを自宅に泊まらせて……。
そこから始まる2人の恋は、両想いなのに結ばれない恋。

人の気持ちを器用に察する星名さんは、それ故に純粋な高校生である瀬戸くんに恋はできないと瀬戸くんを拒んでしまいます。
瀬戸くんのことを書いた曲まで作っても想いは伝えられない。
その切なさともどかしさに胸がキュッと締め付けられる場面も。

結果時は経ち、星名さんのバンドが売れても想いは一つになれず、訪れるは瀬戸くんの卒業式に。

誠実さ故に、恋に不器用な星名さんとは正反対に、常に真っ直ぐ過ぎるほどに想いを伝え、意見をぶつけるのが瀬戸くん。
ずるいな”オトナ”な星名さんに振り回されながらも、実は瀬戸くんこそが星名さんを振り回してるという構図が『萌え』のドアを的確にノックしてきます!!
愛に迷う星名さんも、自分の気持ちを隠さずに表現する瀬戸くんも、全読者が応援したくなるでしょう。

🍒この言葉が宝物!

「誰に泣かされるのかくらい 自分で決めます」


🍒こんな人にオススメ!
#夜明けのBL #年の差 #音楽 #切ない #再会


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