全日本アマチュア修斗選手権 ①減量〜計量
今回は2024年10月6日(神奈川県 小田原アリーナ)にて開催されたアマチュアMMAの最高峰とも呼ばれる、第30回全日本アマチュア修斗選手権大会に出場した際の記録を残していきます。拙い文章ですが読んでいただけたら幸いです。
全日本アマチュア修斗選手権に関しては全4部作にて構成します。まずは減量のお話から!
アマチュア選手では稀に見る脅威の15kg減量
皆さんもご存知かと思いますが格闘家の試合には減量が付き物です。選手によって減量幅はピンキリで、MMAという競技において体重差というものは試合の内容に顕著に影響を及ぼします。プロ興業では選手のパフォーマンスと興業的な観点において前日計量(試合の前の日に計量すること)が主流ですが、アマチュアMMAにおいては現代でも当日計量が主流となっています。前日計量であれば水抜きという手法(水抜きに関してはまた別の機会に書きます。)を使うことで大幅な体重減少を見込めるのですが、計量から試合まで十分な時間が見込めない当日計量であればパフォーマンス、健康的な観点において水抜きはあまり推奨されていません🙅♂️
本題の僕の減量の話に入りますが僕の今回の減量幅は15Kgでした。苦笑(76kg→61.2kg)
アマチュア選手では脅威の減量幅であり、ジムの練習仲間や会長の松根さんにも度肝抜かれていました。ここからは長々と15kg落とした手法について書いていくのですが、これを見た読者の方はくれぐれも真似をしないでいただきたいです。
僕の減量は10週間を設けており、①なんとなく食事をクリーンに変えるだけの期間、②有酸素運動を取り入れながら減量食に切り替える期間、③最終調整期間、と3フェーズに分かれています。
①については特に難しいことはなく、揚げ物を控えてみたり野菜で量増しするなど、意外と好きなものを好きなだけ食べています。この期間が約3〜4週間ほどで、この時点で大体7kgくらいは落ちます。(普段どれだけ暴飲暴食をしているかがバレてしまいます。🤫)
②ここからが本格的な減量に入ります。食事内容としては、玄米・鶏胸肉・野菜がスタメンになりますが結構代替えもします。玄米を白米やパスタ,和菓子など食べたいものがあれば躊躇なく変更します。鶏胸肉に関しては「これぞ減量食!🐔」と言わんばかりのパサパサ感の主張が激しいため、後半に関してはほとんど食べていないかもしれません。牛や豚、魚、ラム肉やヤギなど、その時に食べたいものを調理して食べていました。
要するに、PFCバランス(P:タンパク質 F:脂質 C:糖質)が整っている、且つ食事で摂取するカロリーが、消費カロリー(基礎代謝+活動代謝)を下回れば何を食べても痩せるということなんです。
言ってしまえば、カロリーの範囲内であれば何を食べてもいいので、大好きな二郎系ラーメン🍜を食べてる日もあります。
ちなみに②の期間は格闘技の練習後にジムで映画を見ながらダラダラと1〜2時間程度のランニング(LSD: Long Slow Distance)もしていました。
この②の期間が約6週間ほどあり、この期間で5kgほど落ち、①7kg + ②5kg で12kgが落ちました。
③減量終盤の最終調整期間に入ります。
※この期間の体重調整については有識者の方からの情報やトップファイターの方々から教えていただいたり、僕自身もかなり栄養学等を勉強したので多くを公開することは出来ません。(そのうち有料noteに詳しくまとめるので良ければ買ってください。笑)
簡潔に話すと、いわゆる"浮腫み"をとる作業に入ります。塩分を控えることで自然と体重は減少し、これだけで2kg落ちたりします。加えて水を多く飲むことも有効的です。
ちなみに僕の場合はこの段階ではほとんど練習は終了します。今更何かやったところで何も変わらないし、疲労が溜まるだけだと考えるからです。
そんなこんなで体調面に気を付けつつ大会前日になりました。那覇空港から成田空港(羽田空港だと高いので断念…)まで飛行機で移動、そこから電車で小田原駅まで向かいました。この日の移動時間は約10時間。
『これが沖縄で格闘技をやる人間の運命だ』と松根さんにも言われたことがあります。
ホテルに着いて体重を計ってみるとバンタム級(61.2kg)から少しオーバーしていました。半身浴での水抜きも想定していたので、必要な道具の準備は整っており、本格的な最終調整に入ります。
ジムの先輩である親盛さんに話し相手になってもらいながら、無事に体重完成。ガリガリ君を食べて就寝しました。
※ちなみに緊張で一睡も出来ませんでした。笑
翌朝、ゆっくりストレッチをしながらYouTubeなどを見てリラックスして会場へ向かいました。
無事に計量もクリア!
ここからリカバリーに入りますが、リカバリーについては"全日本アマチュア修斗選手権②"にて書きます。よければそちらも読んでください!
最後までご愛読ありがとうございました。
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