(気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記118(日替り苦悩)

長い事、病人をやってると、日々苦悩にさいなまわれる。

メインディッシュの癌の症状は、もちろんだが、その他のサイドメニュー的な不快、苦痛が訪れる。

1つは、痰が切れない事。
健康な人に取っては、たかが痰だが、私みたいな肺癌患者になると、痰が絡んで窒息死という、
悲惨かつ無惨な事態に陥る可能性が、あり、
痰を自力で出せるかどうかは、大きなテーマになる。
 昨晩は、それで苦悩し、そして解決し、やっと今晩は安らかな夜が訪れると、思っていたら、
今晩は、便秘が襲ってきた。

まさに、日替り攻撃だ。

これもまた、健康な人に取っては「たかか便秘」なんだが、私のように体が弱った状況になると、馬鹿にできない苦痛になって襲ってくる。

1週間以上溜まって、体の方も出したがっており、もう出口まで出かかっている。
けど、
最後の一押しするパワーが私の体になく、
半分出かかって、まだ私の体内に留まっている。

これは不快だ。 

出そうになり、急いでトイレに移動し、衣類を下ろしている間に、便が控えてしまうのだ。

こうなると、「もよおした時に、すぐに出せる体制」を整えなければならない。  

そこで、 
「只今から私の居室は、この部屋にに変更する」
と宣言し、ベッドルームからトイレに、移動し、常時、便座に座り込む事にした。

トイレは寒いので、便座温度を最高度数に上げ、上着にライトダウンを着込み、
そして、わたしの場合、いきむと酸欠に陥るので、酸素吸入のパイプを伸ばして酸素を吸えるようにし、
また、
長時間になると、退屈するので、
スマホを持ち込む。

もう、こうなれば、「滑稽」と言うしかない(笑)

本日は、3時間の別室生活を敢行し、解決をみて、元のベッドの居室に戻る事となった。

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