届かぬ思い
私は一人っ子で何不自由なく
むしろ甘やかされて育ってきた
出会った人たちも優しく接してくれ
時に甘やかしてくれる人が多かった
今まで自分のために生きてきた
今、私は生き方を変えてみている
全てを失ったと言うと大袈裟だが、それでもたくさんのものを失った後、ふと思った
「残りの人生は人のために生きてみよう」と
今まで触れてきた優しさを思い出し、私は一人の女性と向き合っている
この思いは伝わらないだろう
いやむしろ伝わらなくていい
とにかく君の為だけに生きてみよう
見返りを求めず
報いを求めず
何も求めず
ただ君のために