ときどき聴きたい歌③「いすゞのトラック」
(ときどき聞きたい歌シリーズ)
少し笑えて、歌詞に段々ジーンときて、最後にそっと背中を押してくれる善き歌です。
私は、雇われ人です。
新卒一括採用で、もう30年も同じ組織で働いています。
組織に大事にされていたのは若いうちだけで、年々扱いがぞんざいになってきたように実感しています。
カネ払ってるんだからもっと働けや的。
偉くならないと、多方面から軽んじられます。役職の文字数が重要に(笑)。
競走馬のつもりで働いてきましたが、実際は、田舎のドックレースに、必死こいて参加していただけの勘違い野郎であったことを、ようやく最近ほんの少し、苦笑しながら受け止められる心境になってきました。
自分でも、もう充分働いた。報酬分は貢献した。身を粉にして働いた と思っているのですが、組織の見方は違うようです。
採用してあげたのは誰のお蔭か?
毎月お金をあげてるのは誰?
キミの同期は文句も言わず頑張ってるよ。
「もっと早く走れ、結果を出せ」と言われるような激務部署に配属されてしまい、数年前に心が捻挫してしまいました。
部署異動を願い出、同期レースから脱落となりました。
私の我慢が足りなかったのかもしれませんが、組織で生きることとは、何と残酷で無理を強いられることか。
退職まで、茨の道を歩まなければならないなんて。。。
辞めちゃおうかなあ。
でも、辞めると収入減っちゃうよな。
あと数年は続けたほうがよさそうだなあ。
だらだらと、時間だけが過ぎていく。
そして、僕は途方に暮れるのです………
どうやったら気持ちよく働けるのか、
どうやったらイキイキと働けるのか。
とりあえず出勤しています。
欠勤はせず、歯を食いしばって出勤しています。
不思議と、建物に入ってしまうと、なんとかなってしまうのです。
そんなある日のこと、YouTubeを見ていて、ふと、この歌が目に入りました。
コマーシャルソングです。
いつまでも、どこまでも走れなどとよく云うよ。。
ブラック企業かよ………
トラックの運ちゃんも、トラックも、当たり前のように働いている。ニッポンの血液だと云われている。実際、本物の社会基盤だ。アマゾンで注文すると、約束どおりにヤマト運輸に品が届きます。本当はスゴイことなんだよ。たぶん。
最近話題のどこかの地方議会みたいな、何やってンだろう感 は皆無なのです。
文句無しに社会の役に立っている。
格好いいねえ。
ブルンブルンって、一体何を振り回してるんだい………
なんかプルンプルンみたいな、卑猥な響きもしつつ…………
今の仕事を辞めないなら、別の仕事を探す必要はない。単純に楽だ。
とりあえず、稼げば、家族の役にはたててるかな。月曜からがんばろうかな。疲労は少しに、ほどほどにだけど。