セカンドライフ考①
いつか、自由に。
早期退職し、のびのびと仕事を、余暇を楽しんでみたい。
課題はふたつ。
おカネ、大丈夫?
休みに一体何するの?
自身の生きる費用に加え、扶養、教育費、税保険料を捻出………ときにはステーキも、寿司も食べたい。
クルマももちたいし、ドライブも。
誘われたら、飲み会、ゴルフにも行きたい。おカネの心配をしたくない………
とはいえ、気が乗らない仕事や、指導者層、経営層·上司の思いつき事業に翻弄され、人生を費やすのはもう勘弁……。
「仕事は選び 自由たっぷり セカンドライフ」
東のはての黄金の国………
西のはてのガンダーラ………
簡単にはあきらめない。
本当に実現不可能なのか確かめてみる。
想像するのは楽しいから………。
【伊能忠敬】
生き方のパターンは無数にあれど、
羨ましい生き方とは。
現実逃避し、半隠遁への道を探る毎日を送っているうちに、AIが記事をプレゼントしてくれた。
AIさん、偉人をみならえってこと?…
偉人は、娘婿。期待に応え、豪商となり、経済的自由を獲得した上で、セカンドライフに飛び立つ。なんと、50歳からだ。江戸時代の50歳。
測量を究めるために、年下の天文学者に弟子入り。
そして、自費で日本沿岸を測量し始め、幕府からの補助金も得るようになり、忠敬の死後、地図が完成する。
忠敬の心のうちを想像する。違った人生も生きてみたい。地図を作りたかった
のだろう。
いまの自分と根本的に違う点がある。
○幼い頃からのやりたいことがある。
○夢の実現のために、世間体(豪商の旦那)は捨て、弟子入り(学び直し)し、自ら測量旅(現場)にでる。
今の自分はどうか。
○やりたいことが見当たらない
○今やりたいことは、今の組織から離れ、しばらく休む。
○組織や社会への帰属意識に乏しく、カネと世間体は欲しい
○旅行に、好きなだけの期間行きたい。(お遍路)
組織や社会に背を向け、やりたいことよりも、「自由になりたい」という逃避的なコトになっているのだ。
自由になるだけでなく、
死ぬまでやりたいこととは?
ガチガチではなく、ゆるやかな組織でのびのび。組織維持の歯車ではない、現場仕事。
【見栄はセカンドキャリアの障害】
見栄を捨てた方が、人生を変えるときに楽になるのだと。
セカンドキャリアとは、早期退職や定年で組織から離脱することで、第二の人生に挑戦することらしい。
その際には、世間体、肩書き、見栄を捨ててコトに望むべし とのこと。
もう組織からは期待されることはなく、恥辱に耐えている自分。すくにでも辞めたい。
しかし、曲がりなりにも石の上にも30年。冷静に仕事モードで考えてみる。
次の進むべき道を決め、周到な準備をしてからのほうが、成功確率が高くないか……
世間体、肩書き、見栄を捨てるための訓練もかねて。準備期間。
周到な準備をして、その後、大変でも、新しい道に。
忠敬のセカンドキャリアを思い出す。
○測量を究めたい
○天文学を究めたい
○地図をつくってみたい(誰もやったことのないことに挑戦する上に、社会にも貢献)
○豪商の大旦那の地位は捨て、歩き回る現場の測量士となる
自分の場合にあてはめてみて、まず、セカンドキャリア(セカンドライフ)に踏み出すための、思考実験をすることにした。
【選択肢】
自分に向いている道はなんだろう。
したいことは何だろう。
なぜどうしてもしたいことがないのだろう、と考え始めたら、辛いような、切ないような気分を味わうようになった。
なんて悲しい人生。
やりたくないことばかりが思いつき、やりたいことがみつからない。
自分のセカンドライフ、どれがよさそうだろう。
いや、よさそうではない、自分を変えるのだ。
どれがやりたい?
①樽に住む哲学者
②働かず、晴耕雨読
③退職し、週休4日の晴耕雨読
④再雇用で、週30時間労働(週休3日可能)
⑤転職しフルタイムの仕事
⑥起業
(つづく)