起立性低血圧は、食生活の片寄で、腸内環境が悪くなると起きる。
起立性低血圧症
血圧が不安定で寝ている時、立てった時、その他の体位でも血圧が酷く、不安定になる事がある。また、ストレスが掛かったり、恐怖観念などでも血圧が不安定になる。血圧がある一定の所で定まらないのだ。
血圧だけではない、過敏性大腸炎では下痢と便秘が繰り返したり、緊張するとお腹が痛くなったり、下痢したり、頭痛がしたりする。また、うつ病の場合は、酷く落ち込んだり、ホガラナになったり、コロコロと変化する。
これらの、1定の所で安定しない症状を繰り返す症状を呈する病気の人が激増している。起立性低血圧症、躁うつ病、認知症、過敏性大腸炎、起立性血圧失調症、など病名が違うだけで、症状の高低が酷くぶれるのが特徴である。これも生活習慣病の一種だ。
これは、脳の中、大腸の中で機能が不安定になっていることが原因であると考えられる。この様に安定しない脳の場合では薬による副作用が酷くなる。ピタリと当たる薬だと安定するが、少し間違えばその副作用で病状は酷くなる。過敏性大腸炎も同じだ。
では、何が原因で、どのような治療が適しているのか? 私なりの想像で解説してみたいと思う。もともとは、超加工食品と栄養の片寄が原因していると思われる。超加工食品は食品添加物が複合的に含まれ、簡単、便利、美味い、安いで毎日食べている。
この食品添加物の過剰摂取は、脳内機能や腸内環境に悪影響を与える。たとえば、腸内環境の場合、善玉菌と悪玉菌の比率が1,5対1,5になった場合、日和見菌はどちらに付いてよいか分からない。非常に不安定になるのである。それが原因だ。
脳内機能の場合は、脳内を朗らかにするドーパミン、セロトニンなどがありますが、食品添加物の多い食生活では、コルチゾール、ノルアドレナリンなどの不快ホルモンが多くなり、脳内機能が不安定になると考えられます。
次に、食生活の片寄ですが、加糖飲料水、甘いお菓子、ケーキ、お饅頭、などの甘い物が多い場合。白ご飯、白パン、うどん、ピザ、パスタ、乳製品、などに偏った食生活の場合、ミネラルやビタミン類の欠乏が酷くなり、バランスが悪くなります。
これらの生活習慣に起因する生活が脳内機能や、腸内環境の悪化となって不安定要素を増大させると考えます。では、どのような生活習慣をすれば良いかを次に記します。
1、 プチ断食をする。
朝は味噌汁1杯と、リンゴを皮ごと1個食べるだけ、昼食と夜のご飯は、食べ過ぎないように軽く腹いっぱい。間食、夜食はしない。プチ断食は50兆の細胞に対して、飢餓感を与え、良くなろうとする体制を作り出します。3か月以上継続することが大切です。
2,運動をする。
運動は全身の細胞に対して活力を与え、脳内機能、腸内環境にも良い影響を与えます。運動はあらゆる機能、免疫、基礎代謝、毒素の排泄、心肺機能の増進、筋肉の増加などなくてはならない生活習慣の一つであります。
3,食生活を変える。
魚や海藻類はオメガ3の油が豊富に含まれており良い影響を与える。ナッツ、クルミ、アーモンド、などはミネラルやビタミンなどが多い。野菜類全ては抗酸化物質が多く食物繊維も多いため腸内環境を良くする。腸内環境が良くなると脳機能も安定する。
4、悪い食生活をしない。
超過加工食品は食べない。食品添加物は政府で認められているのですが、複合的な添加物や、毎日のすべての食料に入っている場合など、計り知れない害を及ぼす危険性が有るのです。政府は1つの添加物は認めても複合的、かつ継続的な添加物摂取にはノータッチです。
甘い物や加糖飲料水、を食べないようにする。白砂糖や甘い物は血糖値を急激に上げる為、そのたびにインシュリンが出て血糖値を調整します。それがタビタビ起きると、脳内機能が翻弄され不安定になると考えられます。
白ご飯、白パン、うどん、ピザ、パスタなど、外側のミネラルを剥がした食品を毎食たべていると、ミネラル不足になります。ミネラル分が不足すると体の中のあらゆる機能が不調を起こすのです。とくに、脳内機能、大腸環境が不調になります。
5、睡眠を多くする。
睡眠は脳内機能を安定にするのですが、プチ断食、運動、食生活を変える、悪い食品を食べない、この4点をしっかり実行すれば、よく眠れるようになります。生活習慣を変えて、身体の基本から改善していくことが大切です。
起立性低血圧症、このような病気にも生活習慣が関係しているのです。