サウナでの温冷浴は有名だが、家庭での温冷浴でも効果がある。
基礎代謝のアップと温冷浴
基礎代謝というのは肝機能の改善、筋肉の増強などによってアップすると思っていたのだが、温冷浴でもアップするらしい。私は皮膚湿疹を治すため、温冷浴を試してみた。ところが皮膚湿疹に対してはあまり効果がないようであった。
2週間ぐらい温冷浴をしていると、手足や体がホカホカしてどうやら体温が上昇している感覚があった。私の体温は36,2度が普通であったが、温冷浴をし出してから体がホカホカするので体温を測ってみると36,7度になっていた。
これが温冷浴の効果なのか、それとも4月になり気温が上昇したためかは分からないが、体調としては体がホカホカしているという事は気持ちが良い物だ。私は寝るときに靴下をはいて寝ていたが、足先が熱くなりすぎるので最近では靴下を脱いでいる。
温冷浴のやり方。 私85歳の場合は、まずお風呂に充分つかり体を温めてから、お風呂を出て足にシャワーで冷水をかけ、足先から始まって太腿まで万遍に掛ける。次に手先から始まって肩まで万遍に掛ける。
その次は陰部に掛け、臀部にも掛ける。その次に頭に掛け、脊中に掛け、最後に胸に掛ける。全身を掛け終わったら、今度は頭から全身くまなく冷水をかける。この時点で冷水の冷たさは全く感じなくなっている。
次にお風呂でもう一度充分に温まる。お風呂から出るときにもう一度、全身に軽くサッと冷水を全身に掛け、そのまま体を拭いて、服を着る。これが私のやっている温冷浴だが、実験的な意味も込めて自己責任で行っている。
お年寄りが私のように無謀な温冷浴はやらないで貰いたい。手足の冷える人は膝から先、肘から先だけの温冷浴でよいと思う。自分の体調を見ながら徐々にやったら良い。特に糖尿病などの基礎疾患を持っている人の場合は注意が必要となる。
体温が1度上昇すると、がんに対する免疫力は5倍高まると言われている。中国やソビエト、北欧などで真冬に池の氷を割り、サウナに充分つかった後、その池にざぶんと飛び込んで泳いでいる光景をテレビでよく見かけるが、曲芸のような感覚で見ていた。
しかし、寒い地方の人は、体を温めるため現実の問題として、温冷浴の効果を充分に知っているのだと思う。現代の生活の中に温冷浴を取り入れることは必要かも知れない。