「投資の教科書」を読んで学んだこと
「投資の教科書」というからには教科書的な内容が載っているのか。
投資の世界では常識だが、必要不可欠な内容が載っているのか。日経新聞の広告でもこの本は大々的に宣伝されているし、ベストセラーになりつつあるらしい。また、著者の後藤達也氏は最近ではNewsPicksでホリエモンとも対談しており、金融インフルエンサーである。本書の気になった箇所をピックアップすると共に、今後のアクションを述べたい。
リスクとはdangerとは違う。予想外の利益もリスクであり、不確実性を指す。
創業まもない企業に投資する組織をベンチャーキャピタルと呼ぶ。
様々な投資家がその会社の未来を予想し、株の買い注文や売り注文をし、その綱引きの結果が株価になる。
売上高と営業利益は本業の稼ぐ力を表している。営業利益は売上高から、本業にかかる費用を引いたもの。
純利益は株主に直結する。純利益の一部は配当として、株主に支払われる。
純利益のうち何%を配当に回すかの比率を配当性向という。武田薬品工業は88%
ROE(自己資本利益率)は1年間の純利益を純資本で割って算出する。資本をいかに活用して、利益に結びつけているかを示している。
配当利回り=一株あたりの配当÷株価
配当利回りは平均が2%程度
プロの投資家で最も使われるのが、PER(株価収益率)利益と株価の関係。
PER=株価÷一株あたりの利益
PBR=株価÷一株あたりの純資産
実際の価格と帳簿上の価値の比率
スタジオジブリだと帳簿上の価値は281億だが、実際は1,000億を超えるとも見られる。逆にPBRが1倍割れをすると解散せよというメッセージである
株式市場では長期のスタンスで、楽観悲観の動きも一歩引いて観察しながら向き合うのが良い。
中央銀行が利上げをするということは、景気にブレーキをかけるということ。インフレを和らげる。
長期投資は個人投資家の方が有利。機関投資家は短期取引のプロ。
迷ったらSP500
教科書的な内容で改めて株式は長期分散積立が鉄則であることを身に染みた。個別株投資はリスクはあるものの、その企業を応援できるのであれば、旨みもあるし、面白いし、世の中の動きをもっと知りたくなる。ここは日々の日経新聞でアップデートし続けよう。
配当利回り、PER、PBRをここできちんと学べたのは大きい。世の中の動きを学びつつ、リスキリングし続けよう。