2024/04/04の日経新聞を読んで
日米両政府は自衛隊と在日米軍の部隊連携を円滑にする。10日の日米首脳会談で指揮統制のあり方を見直す方針で合意する。双方に意思疎通の足場となる調整窓口を設け、有事を念頭に置いた部隊の運用計画の策定や東アジアでの共同訓練を増やす。記事を要約すると共に所感を述べたい。
防衛省「統合作戦司令部」の設置に向けた同省設置法改正案は4日、衆院本会議で審議入りする。
2024年度末に東京・市谷に240人規模で設ける組織で、陸海空自衛隊の部隊運用を一元的に指揮する。組織の枠に捉われない司令塔となる。
統合作戦司令部の司令官は、アジアの米軍を管轄するインド太平洋軍司令官のカウンターパートになる。
横田基地にある在日米軍司令部は現在、基地や部隊の管理が主な任務で、有事の際などの作戦指揮権を持たない。
東アジア周辺の安保環境が厳しさを増す中、日本の懸案は有事の際に自衛隊が戦い続ける能力を維持できるかだ。
自衛隊と米軍の共同訓練は増加傾向にある。防衛白書によると22年度に実施した訓練は100を超え、20年度と比べて倍増した。
日米の連携を密にする統合作戦司令部もいよいよ今年度末に設けられる。日米同盟は強靭なものでなければならないし、不可侵である。昨日も北朝鮮がミサイルを発射した。ミサイル発射が当たり前の様になってきているが、これは異常事態である。仮に米国が日本と同じ地理に存在していたとしたら、北朝鮮が一発でもミサイルを放とうものなら、武力行使に出ているかもしれない。日本はどうせ何もしないからなどと北朝鮮に舐められているのは間違いない。抑止力としての日米同盟を強靱化するためにも、この統合作戦司令部は非常に大きな意味を持つだろう。
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