人類の夢に朗報・長寿で有名なハダカデバネズミの秘密が解明された
何ともかわいそうな名前のハダカデバネズミ。文字通り、ハダカのしわしわで、出っ歯で、視力の悪いネズミ。子供を産む女王のもと、数匹の王と数十~3百匹の働きネズミたち。
このネズミが長寿研究者の間で引っ張りだこの理由は、普通のネズミの10倍も長生きだから。このネズミの長寿遺伝子を導入したらマウスの健康状態が改善され、寿命が4.4%延びたと米ロチェスター大のチームがNature誌で報告、学術研究界にデビューした。
その後はお定まりの、世界中の研究者がその秘密を探ろうと殺到。このような状況で、熊本大の三浦恭子教授からこの朗報。
マウスや人では、老化細胞が加齢に伴い蓄積していく。しかし、このネズミの長寿の理由は、老化細胞が溜まりにくくなっているから。その老化細胞が溜まりにくいのは、老化細胞が自殺する(アポトーシス)するからだ。
細胞が老化したからって、すぐに殺せばいいってものじゃない。環境とタイミングと殺す方法が重要だ。博士はこの条件を明らかにしたのだ。
研究成果はヒトにすぐに応用できるものではない。しかし、ヒトに合った条件を探す糸口が見つかったという事だ。これから老後を迎える皆さん(私も含めて)、間に合うかどうかわからないが、期待してよいですぞ。
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