スーパーボルトの秘密:1000倍強力な雷
スーパーボルトに関心を持った訳
若い頃、金沢に住んでいたことがあります。
そのとき、金沢の雷ってすごいなと思っていました。
ただ単にすごいだけではなく、発生理由や内部で起こっていることも驚きの事実があると知りました。
下記でも紹介されているのでご覧ください。
就職して20年ほど経った頃、会社の北陸支店の支店長から「雷がひどいので高性能無停電装置を買いたい」と言われたことがあります。
当時、もし彼からスーパーボルトの話を聞いていれば、設備投資予算の必要性を説明し易かったのに、なんて昔のエピソードを思い出しながら書いています。
NHKの「サイエンスゼロ」で「スーパーボルト」を見て、これほどにすごいものなのかと改めて驚きました。
サイエンスゼロが紹介スーパーボルトのする凄さ
スーパーボルトとは、通常の雷の1,000倍以上の強さのものを言うとのことで、内部ではとんでもない現象が起きているそうです。
電圧は10億Vにも達するそうです。この雷は核爆発級だそうです。
サイエンスゼロでは、雷の内部では、素粒子実験施設がなくても「電子・陽電子の対消滅」が発生している様子が観測できると解説しています。
この雷から「反物質」が生成されるメカニズムは、京都大学の研究チームが解明したとの記事がありました。
雷の放電時に強い電場で電子が光速近くまで加速され、大気にぶつかって放出される制動放射ガンマ線が引き金となって発生するとのことです。
金沢で発生しやすい理由は?
他の地域では滅多に発生しないスーパーボルトが、金沢で発生しやすい条件があるのですね。地元では昔から「鰤おこし」よ呼ばれています。
冷戦時代、米国は核監視衛星Veraがソ連からの核攻撃を疑ったそうです。
通常の雷は積乱雲に発生するので、両極の距離は数キロに過ぎません。 しかし、金沢の冬の雲は中国から延びてきたもので、数百キロもある巨大な雷雲が発生し、電位差が大きくなるからです。
日本以外でも発生する?
地中海、北東大西洋、そして、南米のアンデス山脈のうちボリビアからペルーにかけて広がる、地球上で最も高い高原の一つである「アルティプラノ」に多いようです。
ナショナルジオグラフィックでは、ブラジル南部からウルグアイにかけての上空を覆う巨大な雷雲を画像で紹介しています。
どれほど凄い雷なのか、動画で確認してください。
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