AM3:30から始まる老犬介護 ハルは朝、ひどいときには3時半ごろ目を覚まし、わんわん鳴いて起きたことを知らせる。 私は外へ出たくないので、おやつなどを食べさせて時間をつなぐが、ハルは食べ終わるとしばらくしてまた鳴き始める。 仕方がないので外へ連れ出し、真っ暗な中、ハルを乗せた車いすをガラガラ引きながら町内を歩く。 車いすの音が響くので、なるべく迷惑にならない道を選ぶと大通りになってしまう。 誰もいない、まだ人々が寝静まったこの時間帯に、女一人と老犬で歩くのはなかなか怖い
はじめまして、Nahoです。 私は大阪在住、働きながらシナリオを書く勉強をしながら、時々、イラストエッセイ#inukosdiaryを描いている40歳、疲労困憊、絶望にあらがう愛の戦士です。 8月末にコンクールの原稿を提出してから休暇を取って北海道は知床でのアクティビティを満喫し、帰阪して「さぁ、これから!」というときに老いた柴犬、愛犬ハルが介護の必要な状態となってしまいました。 毎晩、夜泣きが激しく、時間に関係なく散歩に連れ出す日々。 心身共に疲弊していく私と母。特に母は