わたしとインポスター症候群
どうも、こっこです。
この前自爆したはずですが、どうやら心臓の破片からニョキニョキと身体が生えて再生したようです。
というわけで今回は私を悩ましたインポスター症候群について書いていきます。
今回書く理由は、同じ悩みを持つクリエイターさんがいるかと思います。故人では夏目漱石さんはまさにこの症状を患っていました。
この症状はクリエイターさんに支障をきたすと実感しているので今回は真面目に書こうと思います。
インポスター症候群とは?
インポスター症候群は、自分自身が他の人々よりも優れていると思えない、自己評価の低さや自己否定感を特徴とする心理的な状態です。能力の有無に関係なくこの症候群に悩むことがあります。ちなみに女性のほうが多い傾向にあります。
インポスター症候群の症状は、以下のようなものがあります。
自己評価の低さ
自分自身の能力や実績を過小評価し、自分は他の人々に比べて劣っていると感じる傾向があります。「自分はできない人だ」と学力や知識面での自己否定感が強まることもあります。成功を偶然や他人の助けによるものと考える
自分の成功や達成について、自分の努力や能力ではなく、偶然や他人の援助によるものだと考えることがあります。これにより、自信を持つことが難しくなるかもしれません。外部からの承認の必要性
自己評価の低さや自己否定感から、他人からの承認や称賛を必要とする傾向があります。自分自身の価値を認めることが難しくなり、他人の評価に依存しやすくなるかもしれません。隠れている"インポスター(詐欺師)"という感覚
自分が実際には他の人々と同じくらい優れているわけではないと感じ、自分は詐欺師のような存在だという錯覚を抱くことがあります。自己評価の低さが、自己イメージに不安や疑念をもたらすことがあります。
ざっくりとまとめましたが、こんな感じの心理傾向です。
1978年に行った、社会進出し成功を遂げた150名の女性を対象とした調査により、初めて報告され、そこで彼女らは「こんな自分が成功したのは信じられない、周囲を騙しているような気がする、いつか本当の能力がバレてしまうのではないかと不安」という思いを抱えていることがわかりました。そこから少しながらインポスター症候群が知られるようになりました。
上記の通り、一般人だけでなく、社会進出して成功した人も経験した症候群です。有名なところで相対性理論を生み出したアインシュタインさんや、「吾輩は猫である」「坊っちゃん」などを書いた文豪の夏目漱石さんも経験しています。映画好きならハリー・ポッターでハーマイオニーを演じていたエマ・ワトソンさんがわかりやすいのではないでしょうか?
その他にもたくさんいますので下のサイトを参照してくださいませ。
なぜクリエイターさんに支障をきたすのか?
今回はクリエイターさんを中心に書いていますが、起業家さんや、一般人にも言えるお話です。このインポスター症候群は色々と危ないのです。
何が危ないか、説明文を見て察した人もいるかと思います。しかしながら、わからない人もいるかと思いますのでしっかりと説明していきます。
それは
自分(の作品)に自信を持てない
ということです。
つまり、自分は悪い作品しか作っていない、褒められる人ではないと悪い謙遜をしてしまうのです。そうすると当然良い作品を作れないですよね?
自信がないのですもん。
ボクも実際そうでした。
公開したときが一番怖かったのです。というか今でも公開するときが一番怖いです。
昔は批判とかが怖いのかなー、って思いました。確かにそれもあるかもしれません。
しかし、本当に恐れていたのは褒められること・認められることです。
先日に自分がゲーム制作仲間として認められていたときも実際ボクがいていいのかなーって思っていました。
YouTubeの台本作成で0→1を達成したときも褒められるほどでもないって思ってそれっきりになってしまいました。
って感じでこのインポスター症候群は自分の望む姿を妨害する壁となってしまうのです。
この状態ではたとえ口や文章で
「いい作品が作りたい!」
と言っていても叶いません。
なぜなら心のどこかで
「上手くいくのはストレスだ」
と感じているからです。
だから上手くいっていないクリエイターさんの壁となるのです。
どうすれば克服できるのか?
なんて書いていますが、実際のところなんとも言えないのが事実です。
なぜなら私自身も克服途中だからです。
しかし、色々と手段や考え方はあると思いますのでいくつか提示していきます。
1.認知する
当たり前のことを書いていますが、まずはインポスター症候群について知ることが大事です。
解決しようたって知らないことだったら解決しようがありませんよね。
だからざっくりでもいいのでこういった症候群があるんだ、という認知をすることが大事になってきます。
2.考え方を変える
私が実践した方法がこれです。少し長くなりますので下に詳しく書いていきます。
3.認めてくれる人を見つける
数々の著名人の中でもこれを実践している人は多かった印象があります。
認めてくれる人というと、生涯のパートナーの場合が多く、他にも先生や家族等ありました。
これが一番効果的かと思いますが、難易度としてはとても高いです。
運が良ければできますが、私を含めてなかなかできない方法となりますので、まずは認知して考え方を変えていけばいいのでは、と思います。
4.環境を変える
これも効果覿面(てきめん)です。自分を否定する関係を断ち、本当に認め合える関係を作っていくことで自分に自信を持てるようになります。
しかしながら、これはあくまで手段です。考え方を変える段階で自動的に起こる状況になるかと思います。
ですから、まずは考え方を変えていくことが大切になっていきます。
どんな考え方をすればいいのか?
結論から述べて二つあります。
1.自分本位の考え方
2.「……されていいんだ思考」
この二つを実践すればいずれかは悪い遠慮から脱することができるようになります。
というわけで詳しく解説していきますね。
1.自分本位の考え方
これは文学の大先輩 夏目漱石氏がインポスター症候群を解決した考え方です。
夏目漱石氏は33歳の頃にイギリスのロンドンに滞在することになりました。元より神経衰弱な彼でしたが、この滞在がきっかけで他人の軸に振り回されるのではなく、自分自身の感性を重んじる「自己本位」という考えに目覚めたのです。それから色々とありましたが、小説を書く道へと進んでいったのです。
因果は本人のみ知るため諸説はあるかもしれませんが、ロンドンでの考え方がなければ知性溢れる彼の小説は世に広まっていなかったかもしれません。
この考え方は見る人からすると「自分勝手」と思うかもしれません。ただそれでいいのです。
確かに自分だけ良ければみたいな考え方は敬遠されますが、だからって人に馴染めばという考え方も危ないのです。
ここ最近私が大事にしている考え方が、
人がどうしてほしいか、じゃない。
自分がどうしたいか。
です。
私もインポスター症候群で人の顔色ばかり伺って生きていました。自分ってちっぽけだと思うと人に溶け込んで生きていました。
しかし、これって言ってしまえばロボット又は人形なんですね。しかもなろうと思ってもなりきれないので不完全な何かになって終わってしまうのです。
だからこそ自分を持つってことはとても大事です。
人のために行動していても自分がいなければなぜしているのかわからなくなります。それで上手くいくことはない、というか頭打ちが来るんじゃないのかと思います。
だから人のために行動するにしても自分がどうしたいかという部分は大事です。
そこを大切にして自分なんて、と思わないようにする一歩を踏み出していきましょう。
2.「〜されていいんだ思考」
つまるところ自分自身の存在を肯定するってことですが、それだとカタくなってしまうのであえてこうやって書きました。
今まで「自分は認められるべきでない」とか、「自分は褒められるほどでもない」とか思っていたのを、
「自分は認められていいんだ」
「自分は褒められていいんだ」
に考え方をシフトして自分自身を肯定することです。
これは私自身が実践しているのですが、めちゃくちゃ大事だと言いきれます。
なぜなら、「〜べきでない」と考えることってしれっと自分を否定しているのですね。
で、思考は現実になっていくので「〜べきでない」で自分の土台が出来上がってしまうのです。
逆もそうで、「〜されてもいいんだ」と考えることで自分を肯定することになります。
自分を肯定することで今まであった「〜べきでない」のブロックを取り除くことができるのです。
そして先ほどは認める、褒めるで書きましたが、もっと重い部分でもこのブロックがかかってしまうのです。
愛やお金はもちろんのこと、命に関してまで関わってくるのです。
「自分は生きるべき存在ではない」って思いながら生きていてもただ苦痛なだけです。私もそうでしたが、こう思うことで、自分の人生は一気に生かされた人生や生き地獄に変わってしまうのです。
だからこそ
「生きていていいんだ」
に考え方を変えてみましょう。今からでも遅くないです。
私自身まだ25の若造ですが、変わろうと思えば何歳からでも変われるということは聞いていますし、この目で確認しております。
インポスター症候群の方々はもちろんのこと、他の人もこの考え方に至れば人生の荷は少しでも軽くなるかと思います。
まとめ
私自身もここ最近インポスター症候群について知りました。で、よくよく考えてみると悪い謙遜ばかりしていたなーってつくづく思います。
こういった方々は今の日本人に多いのではないでしょうか?
だからこそ私はインポスター症候群がもっと認知されることを心から望んでおります。
加えて皆さんが克服していき、自信を持って生きられることも望んでおります。
今回の記事が参考になるかどうかは人それぞれだと思いますが、インポスター症候群を放っておいたまま生きるのは非常にもったいないですので、興味があれば調べてみるのはいかがでしょうか?
(詳細は下リンクより)
私自身ゲームを作っていますが、クリエイターさんの方々はこれを克服することでより良い作品が生み出せると思います。
今回記載した方法を実践してみて明るく生きられることを望んでおります。
皆さんに幸あれ。では。
※参考サイト
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現在私はRPGツクールにて王道RPG
『古今東西! トライサモナーズ(略称:ここトラ)』を制作しております。
凍ってしまったヒロイン、そして世界を救う物語です。
技術やデザイン等は凄腕の皆さんに劣りますが、その分本質的要素に振っています。
キャラクターの成長する姿はもちろんのこと、クスッとくる場面や「ハンカチ用意しろ」な部分もあり、印象に残るシナリオとなっております。
ターゲットはズバリ、DS世代。私と同い年くらいが狙いどころです。その世代はSFC作品のリメイクもあったりとRPGにも馴染みがあるのではないでしょうか。
皆さんが面白い、というよりも誰か一人でもファンができたら、という感じで作っております。
是非、応援のほどよろしくお願いいたします。
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