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感謝の言葉


先日SNSで、友人と出かけた飲食店でオーダーした後に「ありがとう」会計の後に「ごちそうさま」と述べて店を出たら、友人から「何でありがとうとかごちそうさまとか言うの?あちらは仕事としてやっているのに。一緒にいて恥ずかしいからやめてくれない?」と言われてしまった。みたいな呟きを目にした。
私も呟いた人と同じである。「ありがとう」も「ごちそうさま」も言う。
何かしてもらったら感謝の言葉は必ず言うようにしている。
確かにその友人が言うように言わなければいけない訳でもない。
かつて飲食店でアルバイトしていた私は、「ありがとう」と言われる立場も経験しているが、別に感謝の言葉を言われても言わなれなくても接客に優劣はつけない。
しかし、こちらも生身の人間であるので、感謝の気持ちで接してくださったお客様にはそれ相応に接してあげたいと思うものである。
なので、そんなお客様にはプラスαな接客を心がけていたので、常連になってくださった方もいた。
また少し話しが変わるが、私には介護施設で暮らす母がいる。
病気の為最近嚥下機能がかなり低下してしまい、医師から胃瘻も勧められているが、本人の胃瘻はしたくないとの強い希望で、高エネルギーのゼリーなどで何とか生命を維持している。
何でこの話をしたのかと言うと、うちの母はもう今の介護施設で暮らすのは困難だろうと医師からも言われていて、担当ケアマネさんとも話し合っていた。スタッフの方々は母の介護に苦慮しているだろうと容易に推測できるので、施設長さんに、そろそろ医療的介護ができる施設に移る事も検討しているとお伝えした。
すると、「○○さん(母)は施設の人気者なんですよ。入所者さんもみんな○○さんを気遣ってくれて。スタッフもそんな○○さんを全力でお世話しようって言ってますから」と言っていただいた。
私は母をこの施設に入れた時から、母を見舞うたびにスタッフには、お世話してくれているおかげで私も仕事を辞めずに続けられている事など感謝の言葉を伝えていた。
だからといって、施設のやさしさに甘えるつもりはなく、無理せず大変な時は言って欲しいと伝え、今もなおこちらの施設にお世話になっている。
そして先日、嬉しい事が起きた。
しばらく施設から出される食事を止めてもらっていたのだが、経口からの摂取がほんの少し以前より回復してきたので食事を再開したとの事だった。
これはもう施設のスタッフの献身的なお世話のおかげである。
そしてまた私は感謝の気持ちを伝えた。

最初の話に戻る。

色々な考えの方がいるので、否定をするつもりはないし、私自身も何か得したいから感謝の言葉を述べている訳でもない。
ただ、対価を払っているのだから、やって当然、やってもらって当然の心持ちだと、自分の気づかないところで何か損していると私は思うのである。

最後に、
飲食店や介護施設など、接客業に関わる人達に
見ている人はきちんとあなたの頑張り見ていますよ。
「いつもありがとう。」
「ご苦労様です。」
周りから恥ずかしいと思われようが、私はこれからも感謝の言葉は何度でも言うつもりだ。
そして、読みづらい変な文章を最後までお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。


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