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何もない日本の街並みを歩く~便利な町とは?~

自分は一人で知らない街を歩くことが好きなのだけど、便利な町というのは何が居心地悪いものだと感じてしまう。そこにはコンクリートの道、駅前や路上のチェーン店、高いビルや狭い道に並ぶ一軒家、日本でお決まりの町が並ぶ。病院もあるし、買い物する場所もあるし何が不満なんだと自分で思うのだが、少し考えてふと思ったのがそこには「歴史」や「風土」、「文化」の香りがしないのがそう感じる原因なんだと思う。
日本の街づくりの便利さには上記のような「歴史」や「風土」、「文化」への視点がまったくなく、自分はそこを重視しているんだと色々旅をする中で分かった。また「景観」や「道の広さ」も大事だ。日本の街づくりは常に「経済や業者」の視点が第一に考えられており、そこに「人々の居心地の良さ」や「人間らしさ」を考量されていないように見える。イタリア人についての本を読んだ時、イタリア人は「美しさ」のない製品やサービスは認めないと聞いた。日本人にはその判断基準がないんだろう。自分はそこが苦手でつくづく日本社会のマイノリティーなんだと思う。

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