怒りの裏には◯◯の感情が隠れている!怒りに支配されないために知っておきたい最重要事項
わたしたちの怒りの裏にはある感情が隠されています。
これを知ったら、
え、そうだったの!わたしの心の中で、そんなことが起こってたなんて、、
こんなふうに思う方もいるのではないかと思います。
このことは知っておくと怒りについての理解が進み、
強力なアンガーマネジメントになります。
では、ある日ランチに行った時の話から始めますね。
日曜のある日、近所にできたおしゃれなカフェにランチを食べに行くことにしました。お店は混んでいて、20分待ちでやっと入れました。
(はぁー、やっと入れてうれしい^^)
席に着くと、お店の人がメニューとお水を持ってやってきました。
すると、その店員さんは、お水をガツン!とテーブルにおいていきました。
(ちょっと何なのこのお店!)
ちょっと気持ちが下がりながらも、本日のおすすめのランチプレートを注文して、料理を待っていました。
しばらくすると、さっきと同じ店員さんが料理を運んできました。
すると、またしても、盛り付けた料理が崩れるほどの勢いで、ガチャン!と乱暴において、何も言わず、すたすたと席を離れていきました。
(なんなんだこのやろー!)
どうですかこのシーン、怒りがわいてきます?
(わたしはお水の時点ですでにいかりがわいてきてしまいました>_<)
実は、この状況での怒り、怒りの裏にはある感情が隠されているんです。
そのある感情を感じたくないために、その感情を怒りにすり替えているの
です。
わたしたちは、怒りの前には必ず感じている感情があります。
それは、みじめさ、がっかり、悲しさ、などの感情です。
お客として大切に扱われなかったみじめさ、
楽しみにしていたランチタイムを台無しにされたがっかり、
人間として自分の存在を否定されたような悲しさです。
なぜ、これらの感情が怒りにすりかわってしまうのかというと、
実はわたしたちは、みじめさや、がっかりや、悲しさに、
気がついたり、わいてきた感情としてそのまま感じるのは、かなりきつい
ことなんです。
お水をバンッと置かれた時に、
「あー、わたし悲しい〜」と感じるのって、なかなかできないんです。
なぜなら、そう感じることは、自分の弱さと向き合うことになるからです。わたしたちは大人になると、自分の弱さを感じるのが難しくなることが多いです。
それで、その弱さを表す感情が、第二の感情にすり替わって、
「なんだこのやろー」とうい怒りの感情が表現されているんです。
そのため、怒りは第二感情と言われています。
わたしたちは、普段、わいてきた感情をいったん心に収めます。
そして、心の中でその感情を味わいます。
しかし、心の器の大きさが十分でない場合、
わいてきた感情(悲しみ、不安、恐れなど)は、抱えきれない感情となって、あふれ出てしまいます。
子供は、あふれ出てきた感情は、思いっきり泣いて、泣くことで感情を感じて、その後はケロっとしていますが、
大人の場合、悲しみや不安や恐れなど、自分の弱さを表す感情は、抑圧することが習慣になっているため、無意識のうちに、怒りという第二感情にすり替わって外に出てくることが多いのです。
怒りの裏に隠れた感情があったなんて、驚きですよね。
でも安心してください、少しずつでも改善することはできます。
わたしたちは、心の器が大きくなって丈夫になると、
悲しい、みじめ、がっかりを、心の中でしっかり抱えられるようになり、
怒りにすり替わることはなくなります。
お水とガツンとおかれても、料理を雑に運ばれても、怒りではなく、
あー、悲しいな、がっかりだな、なんだかみじめ、、、
のような気持ちを感じて、怒りにはなりません。
普段から、自分の気持ちに気がついて、
悲しいんだね、悲しんでいいんだよ、
がっかりしたよねー、そりゃがっかりするよー、
みじめだったね、なんだかせつないね、
というふうに、自分で自分を受容してあげると、だんだんと心の器は大きく丈夫になっていきます。
第一の感情である、がっかり、残念、悲しい、の気持ちを、しっかり感じられるように、心の器を育てていきたいですね。
わたしもまだまだです、一緒に心の器を育てていきましょう。