成果主義 VS プロセス主義、リーダーに大切なのはどっち?
前回の投稿では、人を惹きつけるカリスマリーダーの裏の一面をとりあげました。わたしたちが、惹きつけられてしまうカリスマリーダーの言動の裏側には、
即断即決の要因となっている「葛藤」を抱えることができない心の問題、
共感性が低いため、人と心がふれあうことができない虚しさ、
「不可能はない」と考えがちな、万能感を手放すことができない幼児性、
があることについてお話ししました。
成果主義をよしとしていた自分
わたし自身、心の勉強をし始めて、カリスマがどんな状態のものであるかわかった時は、かなり衝撃的でした。
何をさておいても成果を出すのはすごい、成果を出す人が認められるのは当然、
結果が全ての世の中、社会はそれを求めているんだ、
と思っていたからです。
その時は、カリスマリーダーは「あり」だと思っていました。
しかしわたしたちは、
迷ったり悩んだりして葛藤を抱えることで成長していくこと、
共感することで人と繋がることができるから満たされること、
万能感を手放した時から自分らしく生きられること、がわかり、
成果主義をよしとする自分にブレーキがかかりました。
自分の中の矛盾
その後、自分の中で矛盾が起こりました。
成果ではなくプロセスが重要とは思っても、
だからといって、プロセス重視をビジネスで貫くのは難しく、ビジネスでは成果を求められてしまいます。
成果よりもプロセスが良かったからOKでしょとは言えないですもんね。
しかし、プロセスを楽しめていないと、仕事をすること自体がストレスになりがちです。
趣味や好きなことをしている時は、プロセスを楽しんでいます。
サッカー、ゴルフ、マラソン、絵を描く、料理をする、ゲームをする、などなど、結果を求めず、やってること自体が最高に楽しいです。
趣味や好きなことはやりすぎてもただの疲労ですが、仕事のストレスを抱えた疲労はメンタル不調に陥りやすいです。
リーダーの役割
矛盾をスッキリ解決することはできませんが、
成果を出すために仕事に取り組みながらも、
仲間とのつながりを大切にしたり、人から感謝されることで満たされたり、成果が出た時の達成感を味わったすることで、
成果も大切にしながら、プロセスも大切にできるかもしれません。
成果主義は、目線が未来にありますが、
プロセスを大切にすることは、今に目線を合わせて日々を大事にすることです。
リーダーは、成果主義もプロセス主義も、どちらも大事にしながら、うまく融合させる役割がありそうですね。
参考の前回投稿