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基本の基本、覚えておきたいリーダーのコミュニケーション能力3つ

前回の投稿では、人前で話すことの重要性について触れました。
人前で話をすることは、リーダーにとって非常に強力なコミュニケーションツールとなり得ます。

スピーチやプレゼンテーションを通じて、情報の伝達、感情の共有、説得力と影響力の発揮、教育と啓発、そしてコミュニティの構築など、聴衆との間に意味のある繋がりを築くことが可能です。

人前で上手く話せるようになることは、コミュニケーションの武器を手に入れることに他なりませんよね。

では今回は、リーダーにとってのコミュニケーション能力に必要な要素に焦点を当てて考えてみましょう。


本質的に大切なコミュニケーション能力3つ

リーダーにとって本質的に大切なコミュニケーション能力とは何でしょうか。
3つに絞ってお話ししましょう。

1. 共感性

まずはこれです。共感性は、相手がどう感じているのかを感じ取ったり理解したりする能力です。

リーダーが、
嬉しそう、楽しそう、悲しそう、辛そう、忙しそう、焦ってそう、困ってそう、
このような気持ちを相手から感じとることができると、適切な声がけやサポートができます。

嬉しそうだね、楽しそうだね、辛そうだけど大丈夫?、焦ってるみたいだけど手伝おうか?、困ってることがあったら言ってね、などと相手に合わせて対応することができ、メンバーとの繋がりが良くなります。

また、リーダーが、
わかるわかるその気持ち、わかるわかるその行動、わかるわかるそのニーズ、
というふうに、メンバーに共感できると、信頼関係はグッと深まります。

共感とは、つまり受容する、ということです。
わたしたちは、他者から受容されることほど心が安らぐことはありません。
共感性は、コミュニケーション能力の下地となるとても重要な要素です。


2. 自己主張

共感性はとても重要ですね。
しかし現実問題として、共感だけしていてもリーダーの仕事は務まりません。

意見を主張したり、要求を明確に直接的に伝えることも、リーダーにとって欠かせないコミュニケーション能力です。

自己主張が苦手なリーダーは、要求や指示を明確に伝えることが苦手な傾向にあります。
直接的な言い方を避けるがあまり、回りくどい言い方になってしまって、「結局何が言いたいのかわからない」、「何をやって欲しいのかがわからない」などと、
相手に伝わっていないということが起こりやすいのです。

自分の意見も、相手の意見も大切にしつつ、明確で直接的なコミュニケーションを通じて、リーダーは期待をはっきりと伝え、チームの目標達成に向けて効果的に導いていきたいですね。


3. 傾聴力

自己主張はリーダーには欠かせないコミュニケーション能力ですが、自己主張ばかりになると、一方的な押し付けになってしまいます。
そうならないために大切なのが、相手の話を聞くこと、傾聴力です。

話を聞くときは、相手の話をさえぎらず、最後まで聞きましょう。

わたしたちは、話が終わっていないところでさえぎられると、話を聞いてもらっていない、自分の言っていることをわかってもらえたか不安、という気持ちになりがちです。

アドバイスしたり、サポートする提案をしなかったとしても、話をさえぎらずに聞くと、「問題が気にならなくなった」とか、「違うやり方を試してみようと思った」など、解決してしまうことも少なからずあります。

それだけ、傾聴にはパワーがあるのですよね。
そして、ここでも共感性を発揮しながら、傾聴できるとさらによいです。

傾聴は何よりも、自分は尊重されている、ということを感じます。
チームメンバーが自分の意見や価値を持ち、尊重されていると感じることで、信頼と開かれたコミュニケーションの文化が促進されていきます。


まとめ;

リーダーにとって本質的に大切なコミュニケーション能力として、
共感性、自己主張、傾聴力、の3つを取り上げました。

この3つは当たり前のようでも、体調が悪かったり、精神的に疲れていたり、忙しすぎたりするときは、できなくなってしまいがちです。

そんなときは、早めにしっかり休養してください。
リーダー自信がしっかり満たされていることが、コミュニケーション能力を発揮する大前提です。
まず、リーダーが満たされてから、コミュニケーション能力を発揮していきましょうね!

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